ブロック暗号

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ブロック暗号 (block cipher)とは、共通鍵暗号の2つのうちの1つです。ブロック暗号は、データを一定の長さのブロックに区切り、ブロック単位で暗号化を行います。

読み方

ブロック暗号
ぶろっく あんごう
block cipher
ぶろっく さいふぁー

概要

現代の暗号方式には、

の2つがあります。

さらに、共通鍵暗号は、

の2つに分類できます。

ブロック暗号は、平文を64ビットや128ビットなどのあらかじめ決められたサイズのブロックに区切り、ブロック単位で暗号化します。鍵長が大きいほど、複雑な暗号を作成できます。

ブロック長と鍵長は、固定長の暗号と可変長の暗号があります。固定長の暗号は、処理が容易です。

固定長は、ソフトウェアとハードウェアの設計が容易であり、ハードウェア化を前提として開発されるものも多く、チップで提供されるものがあります。

推奨される暗号鍵の長さ
80ビット以上
ブロック長
64ビット もしくは 128ビット

ストリーム暗号とブロック暗号の違い

ストリーム暗号とブロック暗号の違い
項目 ストリーム暗号 ブロック暗号
暗号化の単位 1ビットや1バイト単位 ブロック単位
速度 高速 低速
安全性
暗号化後のデータサイズ ブロック長の整数倍 変わらない

代表的なブロック暗号

ブロック暗号
暗号方式 鍵長(bit) ブロック長(bit) 特徴
DES 56 64 米国政府の標準でした。
Triple DES 168, 112, 56 64 DESを3回実行するため処理スピードが遅い。
AES 128 , 192, 256 128 米国政府の標準の暗号です。
Camellia 128 ,192, 256 128 2000年にNTTと三菱電機が共同開発しました。AESよりも安全性を重視した設計です。
RC5 0 - 2040 32,64,128
RC6 128,192.256 128
IDEA 128

関連項目




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