DNSラウンドロビン

提供: セキュリティ
2013年5月5日 (日) 01:36時点におけるDaemon (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内検索
スポンサーリンク

DNSラウンドロビン(DNS round robin)は、1つのドメイン名に複数のIPアドレスを割り当てる負荷分散技術の1つです。ウェブサイトへのアクセスを複数のWebサーバへ分散することにより、負荷を分散できます。

読み方

DNSラウンドロビン

概要

DNSラウンドロビン(DNS round robin)は、1つのドメイン名に複数のIPアドレスを割り当てる負荷分散技術の1つです。ウェブサイトへのアクセスを複数のWebサーバへ分散することにより、負荷を分散できます。


課題

通信の継続性

接続ごとに接続先が異なる可能性があります。 接続の継続性が求められる場合、問題が起きるかもしれません。

データの同期

ウェブサイトなどでデータを更新した場合に、分散先のデータベースの内容の同期が追いつかないことが考えられます。 書き込みの同期が完了すると予測される時間をクッションページなどで待たせるといった対応が必要でしょう。

分散先の負荷を考慮できない

負荷の均等な分散ができません。 一部のサーバに負荷が集中してしまうかもしれません。

分散先サーバの障害が検知できない

DNSラウンドロビン は、分散先のサーバの状態を取得できないため、分散先サーバのサービスが停止・応答不可能な状態であっても、分散先として割り振ってしまいます。

解決策として ロードバランサ の導入が考えられます。

512バイト問題

同一のFQDNに対して、多くのIPアドレスを割り当てると、UDPのパケットのサイズの512byteを超えてしまうと、正常な処理が行えないケースがあります。


ゾーンファイルの設定例

hoge	IN	A	192.168.0.2
hoge	IN	A	192.168.0.3
hoge	IN	A	192.168.0.4
hoge	30m	IN	A	192.168.0.2
hoge	30m	IN	A	192.168.0.3
hoge	30m	IN	A	192.168.0.4

関連項目




スポンサーリンク