「ヘッドフォン」の版間の差分
提供: オーディオ入門
| 行2: | 行2: | ||
__TOC__ | __TOC__ | ||
| − | = 構造 = | + | == 構造 == |
| − | ;オープンエアー型(開放型) | + | ;[[オープンエアー型]](開放型) |
: 発音部分の背面が解放されていて、音が自由に出入りできます。高音はよく伸びて音がこもらないが、低音がやや弱いとされています。音漏れをします。 | : 発音部分の背面が解放されていて、音が自由に出入りできます。高音はよく伸びて音がこもらないが、低音がやや弱いとされています。音漏れをします。 | ||
;密閉型(クローズド型) | ;密閉型(クローズド型) | ||
: 発音部分の背面を密閉したものです。力強い低音を再生できる反面、音がこもるものが多いとされます。遮音性が高く、外部の音を遮断できます。音漏れがしにくく、外で利用するのに向いています。 | : 発音部分の背面を密閉したものです。力強い低音を再生できる反面、音がこもるものが多いとされます。遮音性が高く、外部の音を遮断できます。音漏れがしにくく、外で利用するのに向いています。 | ||
| − | = スピーカーとの比較 = | + | == スピーカーとの比較 == |
スピーカーは設置する環境や設置の仕方によって、音が変わってきますが、ヘッドフォンは、装着するだけで、ヘッドフォンごとの決まった質と定位を得られます。 | スピーカーは設置する環境や設置の仕方によって、音が変わってきますが、ヘッドフォンは、装着するだけで、ヘッドフォンごとの決まった質と定位を得られます。 | ||
環境を選ばず、ある程度のクオリティを簡単に得ることができます。 | 環境を選ばず、ある程度のクオリティを簡単に得ることができます。 | ||
| − | = ノイズキャンセリングヘッドフォン = | + | == ノイズキャンセリングヘッドフォン == |
[[ノイズキャンセリングヘッドフォン]]は、外部の騒音をキャンセルする機能をもったヘッドフォンです。 | [[ノイズキャンセリングヘッドフォン]]は、外部の騒音をキャンセルする機能をもったヘッドフォンです。 | ||
| 行23: | 行23: | ||
飛行機、電車や車における低音騒音に対しては、効果があります。 | 飛行機、電車や車における低音騒音に対しては、効果があります。 | ||
人の声をキャンセルするようには、設計されていないらしく、人の会話はキャンセルされないようです。 | 人の声をキャンセルするようには、設計されていないらしく、人の会話はキャンセルされないようです。 | ||
| + | |||
| + | == 関連項目 == | ||
| + | |||
| + | * [[オープンエアー型]] | ||
| + | * [[密閉型]] | ||
| + | * [[イヤフォン]] | ||
| + | * [[ポータブルヘッドフォンアンプ]] | ||
| + | * [[DAC]] | ||
2013年2月2日 (土) 17:00時点における最新版
ヘッドフォン、もしくは、ヘッドホン (headphone)は、ラジオやステレオなどを聞くときに用いる、両耳を覆う形の小型のスピーカーのことです。
構造
- オープンエアー型(開放型)
- 発音部分の背面が解放されていて、音が自由に出入りできます。高音はよく伸びて音がこもらないが、低音がやや弱いとされています。音漏れをします。
- 密閉型(クローズド型)
- 発音部分の背面を密閉したものです。力強い低音を再生できる反面、音がこもるものが多いとされます。遮音性が高く、外部の音を遮断できます。音漏れがしにくく、外で利用するのに向いています。
スピーカーとの比較
スピーカーは設置する環境や設置の仕方によって、音が変わってきますが、ヘッドフォンは、装着するだけで、ヘッドフォンごとの決まった質と定位を得られます。 環境を選ばず、ある程度のクオリティを簡単に得ることができます。
ノイズキャンセリングヘッドフォン
ノイズキャンセリングヘッドフォンは、外部の騒音をキャンセルする機能をもったヘッドフォンです。 技術的には、雑音と逆位相を発生させ、騒音をある程度相殺します。 周囲の騒音を拾うためにマイクロフォンと騒音信号を増幅するためのアンプをヘッドフォン内に内蔵するため、電池を必要とします。
騒音を完全に相殺できるわけではありません。
飛行機、電車や車における低音騒音に対しては、効果があります。
人の声をキャンセルするようには、設計されていないらしく、人の会話はキャンセルされないようです。