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2012年10月15日 (月) 01:26時点における版
サウンドカード(Sound Card) もしくは サウンドボード (Sound Board) は、コンピュータに音響信号の入出力機能を付加、もしくは、強化する拡張用の回路基板のことです。
英語圏では、Sound Baord は、音響施設の操作盤などのことをさすため、パソコン用語としては、 Sound Board は使用されません。
接続方法
サウンドーカとパソコンの接続には、 PCI Express 、 PCI といったバスで接続します。 ノートパソコンの場合には、 ExpressCard型のモデルも存在します。
サウンドカードと同等なものとして、USBで接続できるモデルもあります。
サウンド機能の性能
サウンドカード、サウンドチップのサウンド性能を示す主な指標は、以下のとおりです。
- サウンプリングレート(周波数)
- 量子化ビット数
- S/N比(Signal/Noise)
サウンプリングレート(周波数)
サンプリングとは、アナログの音声を一定の周期でデジタルデータに変換することです。 サンプリングレートは、音声データを1秒間に何回サンプリングするかを Hz の単位で表したものです。 サウンプリングレートが高いほど高音質になります。サンプリングレートが高いほど、データ量が増加します。
サンプリングレートの例を以下に示します。
- 音楽CD 44.1kHz
- DVD 192kHz
- FMラジオ 33kHz
量子化ビット数
音声データをサンプリングするときに、音声データを何ビットのデータとして表現するかを示したものです。 量子化ビット数が大きいほど、音質が向上しますが、データ量も増加します。
量子化ビット数の例を以下に示します。
- 音楽CD 16bit
- DVD 24bit
S/N比(Signal/Noise)
一定の信号に対して、どれだけのノイズが混入しているかという比率です。 単位は、dB (デシベル)です。 S/N比が高いほど、ノイズがない音になります。
S/N比の例を以下に示します。
- CDプレーヤー 110dB
サウンドカードの必要性
パソコンのマザーボードには、サウンド処理をするためのサウンドチップがオンボードとして載っていることが多々あります。 同時発音数の増加や多チャンネル化、音声の3Dエフェクト処理、といったオンボードチップでは難しい処理能力がゲームなどでは求められます。専用のサウンドカードのCPUで処理することにより、CPUの負荷軽減ができます。
オンボードのサウンドチップで処理をしている場合、環境によっては、音にノイズがのることもありますが、シールドのついているサウンドカードにすることにより、ノイズが減ることもあります。
オンボードのサウンドチップの標準的な性能は 24bit/96kHz以下、 S/N比100dB 以下のものがあります。 サウンドカードの標準的な性能は 24bit/96kHz以上、S/N比110dB 程度となっています。
PCI Express ならONKYO SE-300PCIE、 PCI なら SE-200PCI LTD がオススメできます。