「トールボーイ型」の版間の差分
提供: オーディオ入門
(ページの作成:「トールボーイ型は、スピーカーシステムのエンクロージャ形状の一種です。 背が高く、底面積が小さいフロア型スピーカー...」) |
|||
行1: | 行1: | ||
− | + | トールボーイ型は、スピーカーシステムの[[エンクロージャ]]形状の一種です。 | |
背が高く、底面積が小さいフロア型スピーカーシステムの通称です。 | 背が高く、底面積が小さいフロア型スピーカーシステムの通称です。 | ||
行6: | 行6: | ||
= 概要 = | = 概要 = | ||
− | + | トールボーイ型のスピーカーは、背が高く、幅と奥行きが狭い[[エンクロージャ]]の[[スピーカー]]です。 | |
脚台のある床置きが可能なモデルも多くあります。 | 脚台のある床置きが可能なモデルも多くあります。 | ||
行12: | 行12: | ||
奥行き、幅が少ない分、背を高くすることで、容積を稼いでいます。 | 奥行き、幅が少ない分、背を高くすることで、容積を稼いでいます。 | ||
− | + | [[ウーファー]]は、8-16cm と比較的小径なものが使用されます。 | |
− | + | 大口径の[[ウーファー]]に匹敵する特性を得るため、ダブルもしくはクワッド駆動しているモデルがあります。 | |
− | + | 小型スピーカーに比べ、[[バイワイヤリング接続]]に対応しやすい利点があります。 | |
− | + | [[スピーカー]]は、ある程度の高さに設置しなければならないため、小型スピーカーの場合は、[[スピーカースタンド]]を必要としますが、トールボーイ型は、背が高いため、[[スピーカースタンド]]を必要としません。 | |
− | + | 低音再生のためには、[[エンクロージャ]]の体積が大きいほうが有利です。 | |
縦長の形状であるため、低音域の最低共鳴周波数付近で共鳴を起こしやすく、[[ブーミー]]になりやすい欠点があります。 | 縦長の形状であるため、低音域の最低共鳴周波数付近で共鳴を起こしやすく、[[ブーミー]]になりやすい欠点があります。 |
2012年10月14日 (日) 22:55時点における最新版
トールボーイ型は、スピーカーシステムのエンクロージャ形状の一種です。 背が高く、底面積が小さいフロア型スピーカーシステムの通称です。
概要
トールボーイ型のスピーカーは、背が高く、幅と奥行きが狭いエンクロージャのスピーカーです。 脚台のある床置きが可能なモデルも多くあります。
トールボーイ型
奥行き、幅が少ない分、背を高くすることで、容積を稼いでいます。 ウーファーは、8-16cm と比較的小径なものが使用されます。 大口径のウーファーに匹敵する特性を得るため、ダブルもしくはクワッド駆動しているモデルがあります。 小型スピーカーに比べ、バイワイヤリング接続に対応しやすい利点があります。 スピーカーは、ある程度の高さに設置しなければならないため、小型スピーカーの場合は、スピーカースタンドを必要としますが、トールボーイ型は、背が高いため、スピーカースタンドを必要としません。 低音再生のためには、エンクロージャの体積が大きいほうが有利です。
縦長の形状であるため、低音域の最低共鳴周波数付近で共鳴を起こしやすく、ブーミーになりやすい欠点があります。