アトミック

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アトミック (atomic) とは、不可分、原子的であることです。「あるオペレーション」を「ほかのオペレーション」で割り込むことができないことを言います。

読み方

アトミック

あとみっく

atomic

あとみっく

概要

アトミック操作は、途中に割り込まれない操作です。

銀行口座の入金や出金の処理は、排他制御が必要なクリティカルセクションがあります。排他制御を行いアトミック性を確保します。

ロック

アトミック性を実現するために、ロックが利用されます。 ロックは、セマフォ(Semaphore)やミューテックス(Mutex)が利用されます。

C言語でのアトミックな処理

C11では、 _Atomic と呼ばれるアトミック型修飾子が追加され、アトミック操作(アトミックオペレーション)用のライブラリが提供されました。 ヘッダファイル stdatomic.h をインクルードすることで、_Atomic 型修飾子とアトミックオペレーションの関数を利用します。

C言語のアトミック変数の利用の例

/*
 * stdatomic1.c
 * Copyright (C) 2016 kaoru <kaoru@localhost>
 */
 
#include <stdatomic.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
 
int
main(int argc, char *argv[])
{
        _Atomic int x;
        _Atomic int x;
        _Atomic int y = ATOMIC_VAR_INIT(255);   // 変数の初期化
        x = y;          // 代入
        exit(EXIT_SUCCESS);
}

関連項目

• C11
• C言語のマルチスレッドプログラミング
• pthread_mutex_lockとAtomic型修飾子の比較
• スレッドセーフ

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