C++のHello World

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読み方

概要

C++ らしい Hello World プログラムを紹介します。

出力ストリーム

C言語 と同様に printf を利用することもできますが、C++では、出力に std::cout (以下、cout)を利用します。 cout は、出力ストリームです。C言語でいえば、stdout にあたります。 出力するには、出力ストリームに対して、 <<演算子を利用し、値を流し込みます。

cout は、 console output のことです。 cout に対応する入力ストリームには、cin (console input) です。

書式

書式は、以下の通りです。

std::cout << expression;

std::endl

endl は、 end line です。

std::endl は、改行文字を出力し、ストリームをフラッシュします。

std::cout << "hoge" << std::endl;

"\n" との違いは、ストリームをフラッシュするかしないかです。 std::endl は、ストリームバッファにたまった未出力のデータを出力します。

名前空間

C++では、名前空間(namespace)があります。名前空間によって、クラスや変数、関数などの名前の競合を防ぎます。 C++の標準ライブラリは、 std という名前空間に属します。

利用する名前空間を宣言することができます。

using namespace std;
cout << "hoge";

名前空間を宣言しない場合には、クラスなどの名前の前に名前空間を指定します。

std::cout << "hoge";

C言語 と同様に << は、ビット演算子としての役割もありますが、ここでの利用は、ビット演算ではありません。

ヘッダファイル

#include <iostream>

ソースコード

#include <iostream>
using namespace std;
 
int
main(int argc, char *argv[])
{
        std::cout << "Hello World" << std::endl;
 
        return 0;
}

コンパイル

g++ ./helloworld.cpp

実行例

% ./a.out
Hello World

関連項目




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