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提供: C++入門
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2015年8月19日 (水) 21:52時点における最新版
for (for文)とは、繰り返して処理をするときに用いられます。制御文の繰り返し文の1つです。C++11で導入されたRange-based for loop(レンジベースfor文,範囲ベースfor文)を利用すると、繰り返しが非常にシンプルに書けます。さらに推論型 auto を併用することでよりコードが簡素になります。Iterator(イテレータ)が不要になり、コーディング量が圧倒的に少なくなります。
読み方
- for
- ふぉー
- for文
- ふぉー ぶん
- Range-based for
- れんじ べーすど ふぉー
目次
概要
C++ では、繰り返し処理を行うときに、以下の制御文やテンプレートなどを使用します。
- for
- std::for_each
- BOOST_FOREACH
- boost で提供されます。
C++11で拡張された機能を利用する場合は、clang++ (3.3)や新しい g++ (gcc48)が必要です。
単純なfor文の例
ソースコード for.cpp
#include <iostream> using namespace std; int main(int argc, char const* argv[]) { int a[] = {1,2,3}; for (unsigned int i = 0; i < (sizeof(a)/sizeof(int)) ; i++) { cout << a[i] << endl; } return 0; }
コンパイル
g++ for.cpp -o for
実行例
% ./for 1 2 3
forを使用してリストを簡単に列挙する例
C++11で導入されたRange-based for文を使用して、簡単にリストの要素にアクセスできるようになりました。
ソースコード vector_for_int.cpp
このプログラムは、std::vector の内容を表示するだけの例です。
#include <iostream> #include <vector> using namespace std; int main(int argc, char const* argv[]) { std::vector<int> v; v.push_back (1); v.push_back (2); v.push_back (3); for (int& x: v) { cout << x << endl; } return 0; }
コンパイル
clang++ -std=c++11 vector_for_int.cpp -o vector_for_int
実行例
% ./vector_for_int 1 2 3
autoを用いたループの例
ソースコード auto1.cpp
このプログラムは、std::vector の内容を表示するだけの例です。
#include <iostream> #include <vector> using namespace std; int main(int argc, char const* argv[]) { std::vector<int> v; v.push_back (1); v.push_back (2); v.push_back (3); for (auto x: v) { cout << x << endl; } return 0; }
コンパイル
clang++ -std=c++11 auto1.cpp -o auto1
実行例
% ./auto1 1 2 3