std::ignore

提供: C++入門
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std::ignore とは、タプル(std::tuple)をstd::tieでアンッパックするときに、要素をスキップするために使われます。

読み方

std::tie
えすてぃーでぃー いぐのれ

概要

std::tuple
複数の型の値を保持する
std::tie
要素をまとめて取り出す
std::ignore
特定要素を無視する

ヘッダファイル

#include <tuple>

ignore1.cpp の例

ソースコード ignore1.cpp

  1. std::make_tupleでタプルを作成します。
  2. tieでタプル t から値を取り出します。2番目を意図的にスキップするために、ignoreを使用します。
#include <iostream>
#include <tuple>
#include <functional>
#include <string>
using namespace std;
int main(int argc, char const* argv[])
{
        auto    t = std::make_tuple(1, 'a', "foo");
        int     i;
        string  s;
        tie(i,std::ignore,s) = t;
        cout << i << endl;;
        cout << s << endl;;
        return 0;
}

コンパイル

g++49 -std=c++11 -I/usr/local/lib/gcc49/include/c++/ \
-Wl,-rpath=/usr/local/lib/gcc49  ignore1.cpp -o ignore1

実行例

% ./ignore1
1
foo

関連項目




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