「std::forward list」の版間の差分

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2014年7月13日 (日) 22:25時点における版

std::forward_list (Forward List)とは、任意の位置に高速な要素の挿入と削除ができるSTL]のコンテナです。[C++11]]で追加されました。高速なランダムアクセスはサポートされていません。双方向のイテレーションが不要であれば、std::listの代わりに利用できます。std::listに比べるとメモリの使用量が少なくなります。C言語との実装と比較しても、オーバーヘッドは、ありません。

読み方

std::forward_list
えすてぃーでぃー ふぉわーど りすと

概要

std::listは、双方向リストです。メモリの使用量が多いことや処理速度でオーバーヘッドが大きいという課題を抱えていました。双方向リストが必要がなく、単方向リストで十分なことが多々あります。そういった背景から std::forward_list が追加されました。

forward_list1.cpp の例

ソースコード forward_list1.cpp

/*
 * forward_list1.cpp
 * Copyright (C) 2014 kaoru <kaoru@bsd>
 */
 
#include <iostream>
#include <forward_list>
using namespace std;
int
main(int argc, char const* argv[])
{
        forward_list<int> list1;
 
        list1.push_front(3);
        list1.push_front(2);
        list1.push_front(1);
        for (auto x: list1) {
                cout << x << endl;
        }
        return 0;
}

コンパイル

c++ -std=c++11  forward_list1.cpp -o forward_list1

実行例

% ./forward_list1
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関連項目