std::vector::at

提供: C++入門
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std::vectorの要素にアクセスするのに at が利用できます。atは、境界チェックをしてくれるので、コンテナに安全にアクセスできます。

読み方

std::vector::at
えすてぃーでぃー べくたー あっと

概要

std::vector::at は、指定された要素の参照を返します。値を代入したり、参照できます。

std::vector::at は、境界チェックをしてくれます。 境界を超える場合には、std::out_of_range を送出します。

operator[] の場合では、境界チェックがないため、以下のケースで Bus error になります。

std::vector v(3,1);
cout << v[100000000000000] << endl;;

std::vector::atの使用例

ソースコード vector_at_1.cpp

#include <iostream>
#include <vector>
#include <stdexcept>
using namespace std;
 
int
main(int argc, char const* argv[])
{
 
        vector<int>     v(3, 100);
 
        try {
                v.at(1) = 20; // 代入できる
                cout << v[1]  << endl; // 代入したものを確認する
 
                cout << v.at(10) << endl;; // out_of_range
        } catch (std::out_of_range& ex) {
                cerr << "Out of Range: " << ex.what () << endl;
        }
 
        return 0;
}

コンパイル

g++  vector_at_1.cpp -o vector_at_1

実行例

% ./vector_at_1
20
Out of Range: vector::_M_range_check

関連項目




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