std::vector 特定の要素をカウントする
提供: C++入門
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std::countやstd::count_ifは、コンテナのある要素をカウントできます。std::countを使用して、std::vector の特定の要素がカウントできます。
読み方
- std::vector
- えすてぃーでぃー べくたー
- std::count
- えすてぃーでぃー かうんと
目次
概要
std::countは、特定の値を指定して、カウントします。 std::count_ifは、評価関数を与えて、マッチしたものをカウントします。
カウントのテンプレートの詳細については、std::countやstd::count_ifをご参照ください。
count2.cpp の例
ソースコード count2.cpp
この例では、std::vectorの中の4の数を数えます。
#include <iostream> #include <vector> using namespace std; int main(int argc, char const* argv[]) { int i_array [] = {1, 2, 2, 3, 4, 4, 4, 5}; vector<int> v(i_array, i_array+sizeof(i_array)); size_t n_count = std::count(v.begin(), v.end(), 4); std::cout << n_count << std::endl; return 0; }
コンパイル
g++ count2.cpp -o count2
実行例
% ./count2 3
std::count_ifの例 count_if1.cpp
奇数(odd number)をカウントする例です。 奇数というのは、2で割り切れない数で、1,3,5,7,9 のような数です。
ソースコード count_if1.cpp
これは、std::vectorの奇数(odd)の数を数える例です。 評価関数 is_odd を std::count_ifに与えて、実行します。
#include <iostream> #include <vector> #include <algorithm> using namespace std; bool is_odd (int i) { return ( (i%2) == 1); } int main(int argc, char const* argv[]) { vector<int> v; for (int i = 0; i < 10; i++) { v.push_back(i); } size_t n_count = std::count_if(v.begin(), v.end(), is_odd); std::cout << n_count << std::endl; return 0; }
コンパイル
g++ count_if1.cpp -o count_if1
実行例
奇数は、5個見つかりました。
% ./count_if1 5
std::count_ifの例 count_if2.cpp
奇数(odd number)をカウントする例です。 奇数というのは、2で割り切れない数で、1,3,5,7,9 のような数です。
ソースコード count_if2.cpp
このサンプルは、ラムダ式を用いたバージョンです。
#include <iostream> #include <vector> #include <algorithm> using namespace std; bool is_odd (int i) { return ( (i%2) == 1); } int main(int argc, char const* argv[]) { vector<int> v; for (int i = 0; i < 10; i++) { v.push_back(i); } size_t n_count = std::count_if(v.begin(), v.end(), [](int i)->bool{return ( (i%2) == 1);} ); std::cout << n_count << std::endl; return 0; }
コンパイル
clang++ -std=c++11 count_if2.cpp -o count_if2
実行例
奇数は、5個見つかりました。
% ./count_if2 5
関連項目
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