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BIFF(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル BIFF(1)

名称

biff − メールの到着時に、メールの着信とメールの発信人を報告するかどうか設 定する

書式

biff [n | y | b]

解説

biff ユーティリティは、端末に対し、メールの到着をシステムから報告してもら うかどうかを設定します。

影響を受けるのは、次のファイル記述子に結び付けられた最初の端末です: 標準 入力、標準出力または標準エラーで、この順番です。よって、シェルのリダイレ クション機能を使用することで、 biff が実行しているのとは別の端末における 報告を切り替えることが可能です。

biff がサポートしているオプションとしては、以下のものがあります:

       n

報告しないように設定します。

y
ヘッダ報告を設定します。

b
ベル報告を設定します。

ヘッダ報告を設定しているときにメールが届いた場合、メールのヘッダとメッ セージの最初の数行が自分の画面に表示されます。ログインするたびに設定され るように、たいてい .login.profile ファイルに ‘‘biff y’’ コマンドの記 述が含められます。

ベル報告を設定しているときは、ベル文字 (ASCII \007) 2 個だけが、メール到 着時に端末に表示されます。

引数を指定しないと、 biff は端末の現在の報告状態を標準出力へ表示します。

biff ユーティリティは非同期に動作します。同期して動作させる場合は、 sh(1) の MAIL 変数を用いるか、 csh(1) の mail 変数を利用してください。

診断

biff ユーティリティは次のいずれかの値で終了します:

       0

報告するようになっています。

1
報告しないようになっています。

>1
エラーが発生しました。

互換性

以前のバージョンの biff ユーティリティは、まず標準入力および標準出力のデ バイスを試す前に、標準エラーに結び付けられた端末に影響していました。

関連項目

csh(1), mail(1), sh(1), comsat(8)

歴史

biff コマンドは 4.0BSD から登場しました。 biff コマンドの名前は、 Heidi Stettner の犬の名前にちなんでいます。彼は、1993年の8月に15歳で亡くなりま した。

FreeBSD 10.0 July 9, 2002 FreeBSD 10.0

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