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ISDND.RATES(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル ISDND.RATES(5)

名称

isdnd.rates − isdn4bsd ISDN 管理デーモン料金記述ファイル

解説

ファイル isdnd.rates には、ある時刻、曜日、接続先への距離について、課金単 位がどれだけの間続くかを記述します。このファイルが利用可能な場合、これら の情報は ISDN 接続管理デーモン isdnd(8) が接続のショートホールド時間を計 算するのに使われます。

料金エントリ行の書式は次のようになります:

最初のフィールドである (rate-code) は (各曜日の) 料金の集合を定義します。 この集合は isdnd(8) 設定ファイル isdnd.rc(5) で参照できます。このフィール ドは識別子 ‘‘ra’’ で始まり、0 から 4 までの範囲の数字をひとつ続ける必要が あります。

2 番目のフィールドである (day-number) は、そのエントリが料金を定義する曜 日を選択します。 0 が日曜日、1 が月曜日で、土曜日を表す数字 6 までです。

行の残りは、スペースで区切られた 1 個以上のフィールドから成り、各フィール ドは次の構文を取ります:

start_hour.start_minutes-end_hour.end_minutes:charge_unit_length

start_hour (開始時) と start_minutes (開始分) はある時間区分の開始を、 end_hour (終了時) と end_minutes (終了分) は終了を定義します。 charge_unit_length は、その前で定義されている時間区分における課金単位の長 さを定義します。このフィールド中にスペースやタブを含めてはいけません。時 間と分は必ず 2 桁で指定して下さい。 1 桁だけで十分な場合でも、0 を先行さ せる必要があります。

例として、

14.00-18.00:90

は、午後 2:00 から午後 6:00 の間はひとつの課金単位が 90 秒続くことを定義 します。

関連ファイル

       /etc/isdn/isdnd.rates

ISDN デーモン isdnd 用のデフォルトの料金指定ファイ ル。

使用例

次の行:

ra0 0 00.00-05.00:240 05.00-21.00:150 21.00-24.00:240

は日曜日における単位の期間を定義しています。

関連項目

isdnd.rc(5), isdnd(8)

作者

isdnd.rates が属す isdnd(8) デーモン用の料金サブシステムは Gary Jennejohn が設計、作成しました。

isdnd(8) デーモンと本マニュアルページは Hellmuth Michaelis ⟨hm@kts.org⟩ が作成しました。

FreeBSD 10.0 September 11, 1998 FreeBSD 10.0

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