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MOUNT_SMBFS(8) FreeBSD システム管理者マニュアル MOUNT_SMBFS(8)

名称

mount_smbfs − SMB ファイルサーバから共有資源をマウントする

書式

mount_smbfs [−E cs1:cs2] [−I host] [−L locale] [−M crights:srights] [−N] [−O cowner:cgroup/sowner:sgroup] [−R retrycount] [−T timeout] [−W workgroup] [−c case] [−d mode] [−f mode] [−g gid] [−n opt] [−u uid] //user@server/share node

解説

mount_smbfs コマンドは、SMB/CIFS プロトコルを使用し、リモートサーバから共 有資源をマウントします。

オプションは次の通りです:

       −E cs1:cs2

ローカル (cs1) とサーバ (cs2) の文字集合を指定します。

−I host
NetBIOS の名前リゾルバを使用せずに、直接 host に接続します。 host は、有効な DNS 名か IP アドレスのいずれも可能です。

−L locale
大文字小文字の変換ルーチンに locale を使用します。すなわち、大文 字小文字の変換用のロケールを設定します。デフォルトでは、 mount_smbfs は、環境変数 LC_* を使用して判定を試みます。

−M crights:srights
新規作成された接続に対して、アクセス権を設定します。理論について は nsmb(8) を参照してください。

−N
パスワードを問い合わせません。実行時に、 mount_smbfs~/.nsmbrc ファイルを読み込み、追加の設定パラメータとパスワードを得ます。パ スワードが見付からない場合、 mount_smbfs は入力を促します。

−O cowner:cgroup/sowner:sgroup
新規作成された接続に対して、所有者/グループ属性を割り当てます。理 論については nsmb(8) を参照してください。

−R retrycount
SMB リクエスタが接続を落す前に何回リトライすべきかを指定します。

−T timeout
各要求に対するタイムアウトを秒単位で指定します。

−W workgroup
本オプションは、認証要求で使用するワークグループを指定します。

−c case
名前の表現に影響する、 case オプションを設定します。 case は、以 下のうちのいずれかです:


意味

l
すべての既存のファイル名を小文字に変換します。新規に作成さ れたファイルの名前は、小文字になります。

u
すべての既存のファイル名を大文字に変換します。新規に作成さ れたファイルの名前は、大文字になります。

−f mode, −d mode
ファイルとディレクトリに対して割り当てられる権限を指定します。値 は 8 進数値で指定する必要があります。ファイルモードのデフォルト値 は、マウントポイントから取得されます。ディレクトリモードのデフォ ルト値は、ファイルモードに読み取り権限があるところに、実行権限を 追加したものとなります。

これらの権限は、SMB サーバから認可される権限とは異なる可能性があ ることに注意してください。

−u uid, −g gid
ファイルに割り当てるユーザ ID とグループ ID を指定します。デフォ ルトは、ボリュームがマウントされるディレクトリの、所有者 ID とグ ループ ID です。

//user@server/share
mount_smbfs
コマンドは、 server をリモートコンピュータの NetBIOS 名、 user をリモートユーザ名、 share をリモートサーバ上の資源名と して、それぞれ使用します。

node
マウントポイントのパスです。

関連ファイル

       ~/.nsmbrc

接続に対する静的なパラメータと他の情報を保持します。詳細は /usr/share/examples/smbfs/dot.nsmbrc を参照してください。

使用例

次の使用例は、SMB サーバ SAMBA にユーザ GUEST で共有資源 PUBLICTMP を マウントするために接続する方法を示しています:

      mount_smbfs -I samba.mydomain.com //guest@samba/public /smb/public
      mount_smbfs -I 192.168.20.3 -E koi8-r:cp866 //guest@samba/tmp /smb/tmp

smbfs のマウントのために fstab(5) を使用可能です:

//guest@samba/public /smb/public smbfs rw,noauto 0 0

バグ

バグは作者に報告してください。

作者

Boris Popov ⟨bp@butya.kz⟩, ⟨bp@FreeBSD.org⟩

FreeBSD 10.0 March 10, 2000 FreeBSD 10.0

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