「FreeBSD 10.0 環境構築」の版間の差分

2015年4月20日 (月) 00:17時点における最新版

FreeBSD 10.0-RELEASE の環境を構築しました。ccコマンドがclangになったので、gccが使いたい場合は、別途、pkgでインストールします。

概要

FreeBSD 10.0-RELEASE の環境を構築しました。

OSのインストール

ルートファイルシステムを ZFS でインストールしました。 base, kernel, game を選択してインストールしました。 pkgを使用するため、portsは、インストールしていません。

FreeBSD バージョン

FreeBSD 10.0-RELEASEからfreebsd-versionコマンドでFreeBSDのバージョンが確認できます。

user@b0:~ % freebsd-version
10.0-RELEASE

ユーザの追加

アカウントを追加します。

$ su
$ adduser

ソフトウェアのインストールと設定

sudo をインストールします。

su
pkg install sudo

sudoをインストールする

自身に sudo の権限を付与します。

$ su
$ visudo

ユーザ(例: foo)に権限を付与します。

Defaults timestamp_timeout=1440
foo ALL=(ALL) ALL
%wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/sbin/ntpdate, /usr/sbin/pkg,\
			/usr/local/sbin/visudo

sshdを有効にする

インストーラーで有効にしなかった場合のみです。

$ sudo sysrc sshd_enable=YES
$ sudo service sshd start

アプリケーションをインストールする

vim, git, The Silver Searcher, tmuxやzshなど生活必需品をインストールします。

sudo pkg install \
	     vim		\
	     keychain		\
	     rsync		\
	     axel		\
	     tmux		\
	     zsh		\
	     bash		\
	     git		\
	     w3m		\
	     wget		\
	     curl		\
	     portmaster		\
	     source-highlight		\
	     the_silver_searcher	\

マニュアルをインストール

sudo portmaster -y -d /usr/ports/japanese/man-doc

開発環境をインストール

開発環境をインストールします。gccやGo、Scalaをインストールします。

sudo pkg install \
	gcc49	\
	go	\
	scala	\

セキュリティ系コマンドをインストールする

ネットワーク系やクラッキングのコマンドが必要であれば、インストールします。

sudo sudo install \
	     nmap		\
	     amap		\
	     john		\
	     ncrack		\

Perlモジュールをインストールする

sudo pkg install		\
	p5-HTML-Template	\
	ja-p5-Jcode		\
	net/p5-URI

Webサーバーをインストールする

ApacheとPHPをインストールします。

sudo pkg install			\
		apache24		\
		php55			\
		php55-extensions	\
		php55-mbstring 		\
		php55-gd		\
		pecl-intl

/usr/local/etc/apache24/Includes/kaoru.conf

# Apache用モジュールをビルドした場合のみ。
AddType application/x-httpd-php .php
 
LoadModule actions_module libexec/apache24/mod_actions.so
 
DocumentRoot /home/kaoru/htdocs
<Directory /home/kaoru/htdocs>
        Require all granted
        DirectoryIndex index.php index.html index.htm
        AllowOverride All
        Options Indexes FollowSymLinks SymLinksIfOwnerMatch
</Directory>

/etc/rc.conf に設定を追加します。

sudo sysrc apache24_enable=YES

Apache用PHPモジュールを使用する場合

Apache用のPHPモジュールが必要な場合は、portsからインストールします。 make config で Build Apache module を有効にしてください。

cd /usr/ports/lang/php55
sudo make config
sudo make install clean

Apacheに以下の設定を加えます。 /usr/local/etc/apache24/Includes/kaoru.conf

AddType application/x-httpd-php .php

詳細については、Apache 2.4でlibphp5.soを使用する方法をご参照ください。

DBをインストール

MariaDBをインストールします。

sudo pkg install mariadb55-server

@@ 行1: / 行1: @@
-[[FreeBSD 10.0-RELEASE]] の環境を構築しました。
+[[FreeBSD 10.0-RELEASE]] の環境を構築しました。ccコマンドが[[clang]]になったので、[[gcc]]が使いたい場合は、別途、[[pkg]]でインストールします。
 __TOC__
@@ 行44: / 行44: @@
   %wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/sbin/ntpdate, /usr/sbin/pkg,\
   			/usr/local/sbin/visudo
+=== sshdを有効にする ===
+インストーラーで有効にしなかった場合のみです。
+<syntaxhighlight lang="bash">
+$ sudo sysrc sshd_enable=YES
+$ sudo service sshd start
+</syntaxhighlight>
 === アプリケーションをインストールする ===
 [[vim]], [[git]], [[The Silver Searcher]], [[tmux]]や[[zsh]]など生活必需品をインストールします。
@@ 行61: / 行66: @@
 	     curl		\
 	     portmaster		\
+	     source-highlight		\
 	     the_silver_searcher	\
 </syntaxhighlight>
 === マニュアルをインストール ===
 <syntaxhighlight lang="bash">
@@ 行69: / 行76: @@
 === 開発環境をインストール ===
-開発環境をインストールします。
+開発環境をインストールします。[[gcc]]や[[Go]]、[[Scala]]をインストールします。
 <syntaxhighlight lang="bash">
 sudo pkg install \
@@ 行92: / 行99: @@
 sudo pkg install		\
 	p5-HTML-Template	\
-	p5-Jcode		\
+	ja-p5-Jcode		\
 	net/p5-URI
 </syntaxhighlight>
 === Webサーバーをインストールする ===
 [[Apache]]と[[PHP]]をインストールします。