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2014年5月18日 (日) 14:08時点における版

FreeBSDmountコマンドは、ファイルシステムをマウントするためのコマンドです。また、マウントしているファイルシステムを確認できます。ハードディスク、ネットワークディスク(NFS)、フロッピーディスク、CDROM(などの光学メディアなど)、メモリディスクなどがマウントできます。umountの対を成すコマンドです。MSDOSなどのディスクイメージをマウントすることもできます。

読み方

mount
まうんと
umount
ゆーまうんと、あんまうんと

概要

mount では、MSDOSなどのディスクイメージをマウントしたり、ISOファイルをマウントできます。

設定

/etc/fstab にマウントしたいファイルシステムを設定します。/etc/fstabに記載されているファイルシステムは、OSの起動時に自動的にマウントされます。

# Device        Mountpoint      FStype  Options Dump    Pass#
/dev/da0p2      /               ufs     rw      1       1
/dev/da0p3      none            swap    sw      0       0
fdesc   /dev/fd         fdescfs         rw      0       0
proc    /proc           procfs          rw      0       0
linproc /compat/linux/proc linprocfs rw,late 0 0

使い方

マウントしているファイルシステムを確認する

引数なしで、mountコマンドを実行すると現在マウントしているファイルシステムを表示します。

$ mount
/dev/da0p2 on / (ufs, local, journaled soft-updates)
devfs on /dev (devfs, local, multilabel)
fdescfs on /dev/fd (fdescfs)
procfs on /proc (procfs, local)
linprocfs on /usr/compat/linux/proc (linprocfs, local)
/dev/md1s1 on /mnt (msdosfs, local)
/dev/md2s1 on /tmp/x (msdosfs, local)

ファイルシステムを自動でマウントする

/etc/fstab で指定されているファイルシステムをマウントします。

$ sudo mount -a

MSDOSのディスクイメージをマウントする方法

MSDOSのディスクイメージ(ここでは/tmp/dos.imgというファイル)をマウントするときは、mdconfigを利用して、mountします。

$ sudo mdconfig -a -t vnode -f /tmp/dos.img -u 1
$ sudo mount -t msdosfs /dev/md1s1 /mnt

アンマウント(umount)する場合は、下記の通りです。mdconfigでデバイスを解放します。

$ sudo umount /mnt
$ sudo mdconfig -d -u 1

ISOイメージのCDイメージをマウントする方法

$ sudo mdconfig -a -f 10.0-RELEASE-amd64-disc1.iso -u 0
$ sudo mount_cd9660 /dev/md0 /mnt

umount は、以下の通りです。

$ sudo umount /mnt
$ sudo mdconfig -d -u 0

備考

CD/DVDのISOイメージを作成する

$ sudo dd if=/dev/acd0 of=cd.iso bs=1024k

フロッピーディスクのディスクイメージを作成する

sudo dd if=/dev/fd0 of=fd.img bs=512

関連項目