top

提供: FreeBSD入門
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top とは、CPUプロセスのトップについて表示するコマンドです。

読み方

top
とっぷ

概要

top は、システムで負荷の高いプロセスを発見したりするのに便利なコマンドです。 より高機能でカラフルなhtopコマンドがあります。 また、topライクではないコマンドをtopライクに扱うtoplessコマンドが便利です。

topコマンドの見方

メインメモリ

以下は、 FreeBSDのtopコマンドの4行目です。

Mem: 929M Active, 1086M Inact, 658M Wired, 61M Cache, 403M Buf, 1191M Free
メモリ
項目 説明
Active アクティブなページ数。実行中のユーザプロセスとそのデータが使用中のメモリのこと。
Inact アクティブでないページ数。プログラムが終了すると、そのプログラムの情報は Inact に移る。
Wired 固定されているページ数。キャッシュされたファイルデータページを含む。カーネル内部のデータ構造などで、スワップアウトしない。
Cache VM レベルのディスクキャッシュに使用しているページ数。
Buf BIO レベルのディスクキャッシュに使用しているページ数。最近、読み込まれたデータが格納される。
Free 未使用ページ数。

スワップ

以下は、 FreeBSDのtopコマンドの5行目の例です。

Swap: 8192M Total, 13M Used, 8179M Free
Swap: 200M Total, 131M Used, 69M Free, 65% Inuse
Swap: 200M Total, 131M Used, 69M Free, 65% Inuse, 76K Out
Swap: 200M Total, 125M Used, 75M Free, 62% Inuse, 36K In
スワップ
項目 説明
Total 使用可能なスワップ合計。
Used 使用中のスワップ合計。
Free 未使用スワップ合計。
Inuse 使用中のスワップの割合。
In ( 直前の表示間隔において) スワップデバイスからページインしたページ数
Out (直前の表示間隔において) スワップデバイスにページアウトした ページ数

使い方

バッチで使う

バッチモードで使うには、-bを指定します。

$ top -b

システムのロギングに便利です。

ただし、上記のコマンドは、上位プロセスしか対象になりません。すべてのプロセスの情報が取得する場合には、以下のオプションをつけて実行します。

$ top -b -ores all

プロセスの実行ユーザを指定する

root ユーザのプロセスだけ表示できます。

$ top -U root

関連項目




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