「ports」の版間の差分

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== インストール ==
 
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もし、 /usr/ports が空っぽの場合は、 [[portsnap]] コマンドで、ports のツリーを入手します。
 
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portsコレクションの場所を調べるには、[[whereis]] コマンドを利用します。
 
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== 設定 ==
 
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インストール時に、毎回、オプションを指定するのが面倒だったり、[[portmaster]] など、パッケージ管理コマンドを利用したときに、オプションの指定方法に迷ったりします。
 
インストール時に、毎回、オプションを指定するのが面倒だったり、[[portmaster]] など、パッケージ管理コマンドを利用したときに、オプションの指定方法に迷ったりします。
 
/etc/make.conf に、ソフトウェアごとの設定を書くことによって、オプションのつけ忘れなどが発生しなくなります。
 
/etc/make.conf に、ソフトウェアごとの設定を書くことによって、オプションのつけ忘れなどが発生しなくなります。
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FETCH_BEFORE_ARGS= -n 4 -a
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== 関連項目 ==
 
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* [[FreeBSDの環境構築]]
 
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* [[pkg]]
 
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* [[pkg_info]]
 
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* [[axel]]
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2014年3月10日 (月) 00:34時点における版

ports コレクションとは、FreeBSD のソフトウェアの追加と削除などを簡単に行える仕組みです。

読み方

ports
ぽーつ

概要

ports コレクションとは、FreeBSD のソフトウェアの追加と削除などを簡単に行える仕組みです。

インストール

ports コレクションは、 /usr/ports にあります。 もし、 /usr/ports が空っぽの場合は、 portsnap コマンドで、ports のツリーを入手します。

更新

ports の更新は、 portsnap コマンドで行います。

使い方

portsコレクションの場所を調べるには、whereis コマンドを利用します。

% whereis tmux
tmux: /usr/ports/sysutils/tmux

ここでは、tmux をインストールする例です。

su コマンドで root ユーザになります。

% cd /usr/ports/sysutils/tmux
% su
# make install clean

sudo コマンドを利用する場合は、下記の通りです。

% cd /usr/ports/sysutils/tmux
% sudo make install clean


下記は、vimをインストールするときに、オプションを指定する例です。 perl と python を有効にして、GUI をオフにする例です。

% cd /usr/ports/editors/vim
% sudo make install WITH_PERL=YES WITH_PYTHON=YES WITHOUT_GUI=YES

設定

インストール時に、毎回、オプションを指定するのが面倒だったり、portmaster など、パッケージ管理コマンドを利用したときに、オプションの指定方法に迷ったりします。 /etc/make.conf に、ソフトウェアごとの設定を書くことによって、オプションのつけ忘れなどが発生しなくなります。 ワイルドカードを利用することができます。

.if ${.CURDIR:M*/editors/vim*}
WITH_PERL=YES
WITH_PYTHON=YES
WITHOUT_GUI=YES
.endif

ダウンロードの高速化

axelを使用すれば、ダウンロードの高速化が期待できます。axelは、インストールする必要があります。

FETCH_CMD=axel
FETCH_BEFORE_ARGS= -n 4 -a
DISABLE_SIZE=yes

関連項目