「確定申告とアフィリエイト」の版間の差分
提供: 金融関係
(ページの作成:「<!-- vim: filetype=mediawiki fileencoding=utf-8 --> __TOC__ == 概要 == アフィリエイト で所得がある場合は、確定申告が必要な場合...」) |
|||
行1: | 行1: | ||
− | |||
− | |||
__TOC__ | __TOC__ | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | |||
[[アフィリエイト]] で所得がある場合は、[[確定申告]]が必要な場合があります。 | [[アフィリエイト]] で所得がある場合は、[[確定申告]]が必要な場合があります。 | ||
== アフィリエイトで確定申告がどうか == | == アフィリエイトで確定申告がどうか == | ||
− | |||
=== 給与所得者 === | === 給与所得者 === | ||
− | |||
給与所得者(会社員、パート、アルバイト)は、 アフィリエイトの所得が20万円を超える場合、[[確定申告]] が必要です。 | 給与所得者(会社員、パート、アルバイト)は、 アフィリエイトの所得が20万円を超える場合、[[確定申告]] が必要です。 | ||
20 万円 < 所得 = 利益 - 必要経費 | 20 万円 < 所得 = 利益 - 必要経費 | ||
− | |||
=== アフィリエイトだけが所得の人 === | === アフィリエイトだけが所得の人 === | ||
− | |||
アフィリエイトだけが収入の学生、主婦、無職の場合は、アフィリエイトでの所得(利益から必要経費を差し引いた額)が38万円を超える場合に、[[確定申告]]が必要です。 | アフィリエイトだけが収入の学生、主婦、無職の場合は、アフィリエイトでの所得(利益から必要経費を差し引いた額)が38万円を超える場合に、[[確定申告]]が必要です。 | ||
38万円 < 所得 = 利益 - 必要経費 | 38万円 < 所得 = 利益 - 必要経費 | ||
− | |||
== 所得の区分 == | == 所得の区分 == | ||
− | |||
アフィリエイトの所得は、[[雑所得]]です。 | アフィリエイトの所得は、[[雑所得]]です。 | ||
しかし、開業届を出している場合は、[[事業所得]]です。 | しかし、開業届を出している場合は、[[事業所得]]です。 | ||
− | |||
== アフィリエイトでの経費 == | == アフィリエイトでの経費 == | ||
− | |||
利益を得るためには、経費を必要とします。 | 利益を得るためには、経費を必要とします。 | ||
全額が必要経費として認められるわけではありません。 | 全額が必要経費として認められるわけではありません。 | ||
行34: | 行23: | ||
たとえば、通信費を按分(あんぶん)し、通信費の一部を経費とします。 | たとえば、通信費を按分(あんぶん)し、通信費の一部を経費とします。 | ||
按分の割合は、それぞれの状況によって異なるため、税理士や税務署に相談して決めましょう。 | 按分の割合は、それぞれの状況によって異なるため、税理士や税務署に相談して決めましょう。 | ||
− | |||
== アフィリエイトの必要経費の例 == | == アフィリエイトの必要経費の例 == | ||
− | |||
経費として認められるのは、[[アフィリエイト]] のために必要なときです。 | 経費として認められるのは、[[アフィリエイト]] のために必要なときです。 | ||
以下は、アフィリエイトで、必要経費として認められるものの例です。 | 以下は、アフィリエイトで、必要経費として認められるものの例です。 | ||
− | |||
* プロバイダ料金 | * プロバイダ料金 | ||
* パソコン本体、ソフトウェア、プリンタ | * パソコン本体、ソフトウェア、プリンタ | ||
行49: | 行35: | ||
* 光熱費 | * 光熱費 | ||
+ | {|class="wikitable" | ||
+ | |+ 経費に計上できる項目の例 | ||
+ | ! 項目 | ||
+ | ! 説明 | ||
+ | |- | ||
+ | | 文房具など | ||
+ | | 1品10万円未満の消耗品や事務用品 | ||
+ | |- | ||
+ | | 通信費 | ||
+ | | 電話台、プロバイダ費用、宅配便 | ||
+ | |- | ||
+ | | 設備費 | ||
+ | | パソコン、プリンタ、ソフトウェアなど。修理代、メンテナンス代。 | ||
+ | |- | ||
+ | | サービスに関わる費用 | ||
+ | | レンタルサーバ、ドメインなど。 | ||
+ | |- | ||
+ | | 書籍代 | ||
+ | | 新聞、雑誌、資料用の書籍など | ||
+ | |- | ||
+ | | 交際費 | ||
+ | | 打ち合わせのための費用 | ||
+ | |- | ||
+ | | 交通費 | ||
+ | | 取材や打ち合わせのために使用した電車賃やタクシー代など | ||
+ | |- | ||
+ | | 宿泊費 | ||
+ | | 取材や打ち合わせのために使用した宿泊費 | ||
+ | |- | ||
+ | | 事務所の家賃 | ||
+ | | 自宅の場合は、使用している割合で計算 | ||
+ | |- | ||
+ | | 電気、ガス、水道代 | ||
+ | | 自宅兼用の場合は、使っているだけ按分 | ||
+ | |} | ||
== 確定申告の種類 == | == 確定申告の種類 == | ||
− | |||
* [[白色申告]] | * [[白色申告]] | ||
: 基本的には、こちらで十分でしょう。 | : 基本的には、こちらで十分でしょう。 | ||
* [[青色申告]] | * [[青色申告]] | ||
: 個人事業主の場合 | : 個人事業主の場合 | ||
− | |||
== 所得税の税率 == | == 所得税の税率 == | ||
− | |||
{|class="wikitable" | {|class="wikitable" | ||
|+ 所得税の税率 | |+ 所得税の税率 | ||
行92: | 行110: | ||
500万円 x 20 % - 427,500円 = 572,500円 | 500万円 x 20 % - 427,500円 = 572,500円 | ||
− | |||
== 住民税 == | == 住民税 == | ||
− | |||
[[住民税]] は、 10% です。 | [[住民税]] は、 10% です。 | ||
− | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
− | |||
* [[確定申告]] | * [[確定申告]] | ||
+ | * [[アフィリエイトのレビュー用に購入した商品やサービスは経費になるのか?]] | ||
+ | * [[確定申告でパソコンを経費にする]] | ||
+ | <!-- vim: filetype=mediawiki fileencoding=utf-8 | ||
+ | --> |
2015年2月15日 (日) 19:12時点における版
目次
概要
アフィリエイト で所得がある場合は、確定申告が必要な場合があります。
アフィリエイトで確定申告がどうか
給与所得者
給与所得者(会社員、パート、アルバイト)は、 アフィリエイトの所得が20万円を超える場合、確定申告 が必要です。
20 万円 < 所得 = 利益 - 必要経費
アフィリエイトだけが所得の人
アフィリエイトだけが収入の学生、主婦、無職の場合は、アフィリエイトでの所得(利益から必要経費を差し引いた額)が38万円を超える場合に、確定申告が必要です。
38万円 < 所得 = 利益 - 必要経費
所得の区分
アフィリエイトの所得は、雑所得です。 しかし、開業届を出している場合は、事業所得です。
アフィリエイトでの経費
利益を得るためには、経費を必要とします。 全額が必要経費として認められるわけではありません。 必要となる備品や通信費の一部が経費とすることができます。 アフィリエイトに関わる部分が必要経費として認められます。 たとえば、通信費を按分(あんぶん)し、通信費の一部を経費とします。 按分の割合は、それぞれの状況によって異なるため、税理士や税務署に相談して決めましょう。
アフィリエイトの必要経費の例
経費として認められるのは、アフィリエイト のために必要なときです。 以下は、アフィリエイトで、必要経費として認められるものの例です。
- プロバイダ料金
- パソコン本体、ソフトウェア、プリンタ
- 書籍代
- セミナー参加費、交通費
- 交通費
- 食事代
- 家賃
- 光熱費
項目 | 説明 |
---|---|
文房具など | 1品10万円未満の消耗品や事務用品 |
通信費 | 電話台、プロバイダ費用、宅配便 |
設備費 | パソコン、プリンタ、ソフトウェアなど。修理代、メンテナンス代。 |
サービスに関わる費用 | レンタルサーバ、ドメインなど。 |
書籍代 | 新聞、雑誌、資料用の書籍など |
交際費 | 打ち合わせのための費用 |
交通費 | 取材や打ち合わせのために使用した電車賃やタクシー代など |
宿泊費 | 取材や打ち合わせのために使用した宿泊費 |
事務所の家賃 | 自宅の場合は、使用している割合で計算 |
電気、ガス、水道代 | 自宅兼用の場合は、使っているだけ按分 |
確定申告の種類
- 基本的には、こちらで十分でしょう。
- 個人事業主の場合
所得税の税率
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円 - 300万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円 - 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円 - 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円 - 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円 - | 40% | 2,796,000円 |
所得の合計が500万円の場合、所得税は、以下の通りです。
500万円 x 20 % - 427,500円 = 572,500円
住民税
住民税 は、 10% です。