「貸株のメリットとデメリットのまとめ」の版間の差分
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2016年1月27日 (水) 20:25時点における版
貸株とは、証券会社に株を貸すと金利が頂けるサービスです。貸株のメリットとデメリットをまとめました。
読み方
- 貸株
- かしかぶ
目次
概要
株を証券会社に貸して、金利を得るサービスを 貸株 といいます。貸株には、メリットとデメリットがあります。
貸株のメリット
- 貸株サービスを利用すると、貸株分の金利を受け取れる。
- 配当金、株主優待が基本的には受け取れる。
貸株のデメリット
- 金利が低い
- 株主優待の受取が保証されるわけではない
- 長期保有の株主優待が受けられない
- 配当金が配当金相当になる
- 配当金相当になると 配当金が雑所得扱いとなる。
- 配当金相当になると 配当金が雑所得であるため、配当控除の対象にならない。
- 証券会社倒産時のリスクがある
貸株金利
貸株金利には、高いものもあれば、低いものもあります。 金利の低いものであれば、0.1%、高ければ、1%以上の設定がされています。
貸株金利の高い銘柄
貸株金利の高い銘柄は、信用取引で株を空売りしたい(株を借りて売りたい)人が多い銘柄です。将来的に、値下がりする可能性が高い銘柄と考えることができます。
貸株は名義変更がおきる
貸株を行うと、株券の名義が書き換えられます。 そのため、長期保有の株主向けの優待が受けられなくなるデメリットがあります。
税金の問題
- 貸株配当金は、源泉徴収後の配当金と同額です。
- 配当相当額は、雑所得扱いで、ほかの雑所得と合算して20万円を超えると、課税されます。
正確ではありませんが、以下の式が成り立たないと利益にならないと考えられます。
貸株金利 + 配当金相当額 - 雑所得の課税 > 配当金
収入が多い人は、それだけ、税金が増えます。配当金にかかる税金は、定率のため、配当金の税金のほうが安いでしょう。
権利確定日に貸株サービスを手動で解除する
権利確定日に、手動で、貸し株サービスを停止すれば、通常の配当金として配当を受け取れます。面倒かもしれませんが、余計に課税されない対処方法としては良いでしょう。
まとめ
- 貸株金利は低い
- 証券会社倒産で元本を失うリスクがある
- 株主優待の取得のデメリットがある
- 配当金が雑所得扱いになる