なぜ日銀は2016年にマイナス金利を導入したのか?
提供: 金融関係
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マイナス金利 とは、日銀(日本銀行)が銀行に貸し出すお金の金利がマイナスになる事です。金利がマイナスの場合、銀行が日銀の当座銀行にお金を預ける場合に、お金を支払うことになります。
読み方
- マイナス金利
- まいなす きんり
概要
マイナス金利の場合、銀行が日銀にお金を預ける場合、預けたお金が目減りしていく状態です。マイナス金利を導入している国がいくつか存在します。
日銀はなにがしたかったのか?
日本銀行は、2013年の4月から「2年で2%のインフレ目標を実現する」として、異次元緩和政策をとってきました。日銀は、大量の国債を買ってきました。
2015年、中国不安や原油安の影響をうけて、円高が進行し、日本の株価の下落が続いていました。日銀は、為替の円高進行を止め、株価の下落を止め、日本経済を維持したかったのでしょう。
マイナス金利の目的は?
金利をマイナスにする事は、 日銀の当座預金額を減らすことが目的です。 日銀の当座預金額を減らす目的は、世の中にお金を流通させることを目的としています。
銀行は、日銀にお金を預けていると、資産が目減りしてしまう(お金が減ってしまう)ので、一般の顧客に貸し出そうとします。銀行は、一般の顧客にお金を貸して、利子を得ることができます。
株価下落に歯止めをかけ、円安を誘導する目的もあります。
メリット
- 企業が銀行からお金を借りやすくなる
- 企業は、投資などがしやすくなり、将来への成長が期待できる可能性が広がる。
- 銀行ががんばって貸して、回収できなくなる可能性が増える
私達国民の銀行口座の貯金はどうなるの?
日本の銀行にお金を預けている方の資産は、どうなるのでしょうか? 私達の銀行口座の預金は、どんどん減っていってしまうのでしょうか?
いいえ。
私達の銀行口座のお金に、マイナス金利の関係はありません。お金は減らないので心配無用です。
関連項目
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