BDやDVDなどの光学ドライブのトレイが自力でイジェクトできない
Pioneer(パイオニア)やPlextor(プレクスター)などの数々のBDやDVDやCDなどの光学ドライブを利用してきました。光学ドライブ達は、駆動系を持つため、壊れやすい製品です。光学ドライブには、メディアをセットするためのトレイがあります。何年も光学ドライブを利用していると、トレイをイジェクトするときに、自力で出てこなくなってしまいます。これは、内部で使われているゴムが経年劣化で役目を果たせなくなっているなどが考えられます。
読み方
- 光学ドライブ
- こうがく どらいぶ
目次
概要
長年使ってきた光学ドライブのイジェクトボタンを押しても、「うぃーん」といって、トレイを出すフリはするのですが、少しがんばったかな?と思うと、諦めて、閉じるモードになり、結局、何もおきない、といった状態になりました。今まで、何台もこういう風に、開かずのBDドライブ/DVDドライブになってきました。
大抵の場合は、ゴムベルトやグリスの劣化です。
この手の問題は、パソコンの光学ドライブだけではなく、CDプレイヤーなどのトレイも同じです。
自力でイジェクトできないドライブを開く方法
イジェクトボタンを押しても、まったくトレイが出てこないということがあるかと思います。
- イジェクトボタンを押して、がんばってるときに、一緒にトレイを無理やり手前にひっぱってあげます。タイミングが遅いと、ある程度トレイが出てきていても、引っ込んでしまいます。トレイは一度出てくれば、パソコンの電源を落とすまでは、何度も、トレイを出し入れしてくれます。
- 完全に手動な例ですが、イジェクト用のボタンを細い棒で押します。
1つ目の方法は、あまり良い方法ではありません。
どこに不具合があるのか?
トレイがイジェクトできなくなってしまったことには理由があります。主に以下のことが考えられます。
- トレイ駆動用のゴムベルトが不具合がある。
- トレイガイドレールに不具合がある。
不具合に対処する
トレイ駆動用のゴムベルトの不具合の場合
不具合には、いくつかのケースがあります。
- ゴムベルトが断線している。
- ゴムベルトの材質が硬化してしまった、伸びた、変形していてベルトがスリップしている。
- ゴムベルトの油分、摩耗粉でベルトがスリップしている。
対応方法は、以下の通りです。
- 1,2 は、ゴムベルトを交換してください。
- 3は、油分や摩耗粉を除去します。
ゴムベルトの入手方法
秋葉原の電気店で入手できます。150円程度です。
ゴムベルトの交換に関して
光学ドライブを分解しないと、交換できません。分解するときに、機械を壊してしまっては元も子もないので、気をつけてやってください。
トレイガイドレールに不具合がある場合
不具合には、いくつかのケースがあります。
- トレイのガイドレールのグリスが硬化してしまった。
- ガイドレースに異物が入ってる。
対応方法は、以下の通りです。
- 1の場合は、グリスをつけなおします。
- 2の場合は、異物をどけます。
イジェクトできない光学ドライブの買取に関して
自力でイジェクトできない光学ドライブは、買取ってもらえません。修理をするつもりがない場合は、燃えないゴミに出すことをオススメします。
光学ドライブを購入する
自分で直せない、直す気がない場合には、イジェクトできない光学ドライブは、処分して、新しいものに付け替えるのが良いでしょう。
関連項目
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