「HDD」の版間の差分
提供: 自作パソコン入門
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2015年3月28日 (土) 20:54時点における版
HDD (Hard Disk Drive, ハードディスクドライブ)とは、パソコンなどで使われるデータを保存するための機械です。
読み方
- HDD
- えいちでぃーでぃー
- Hard Disk Drive
- はーど でぃすく どらいぶ
目次
概要
HDDには、中に磁性体がぬられたプラッタと呼ばれる円盤があり、そこにデータが記録されます。
HDDとSSD
HDDよりも高速なフラッシュメモリのストレージとしてSSDがあります。
システムドライブには、SSD にし、あまり使わないデータや高速なアクセスが不要なデータはHDDに保存することもできます。
HDDの容量
年々、HDDへ記録できる容量が増えていっています。 記憶容量を増やす手段として、以下のものがあります。
- プラッタの記録密度を上げる
- プラッタの枚数を増やす
プラッタの容量が大きいとメリットがあります。
- 読み書きの速度が高速化します。ヘッドの移動量に対する読み取り可能なデータ量が増えます。
- プラッタ枚数が減らすことで、故障率が下がり、信頼性が向上します。
- 発熱量や消費電力が減ります。
AFTの登場
AFT(アドバンスドフォーマットテクノロジー)により物理セクタのサイズが512バイトから4096バイト(4KB)に増えました。AFTに対応したHDDを使用するには、AFTに対応したBIOS/EFI, OSが必要です。
実際に使える容量
表記 | 実際の容量 |
---|---|
8TB | 7452GB |
6TB | 5589GB |
5TB | 4657GB |
4TB | 3726GB |
3TB | 2723GB |
2TB | 1863GB |
容量
年代 | 容量 |
---|---|
2015 | 8TB |
2014 | 6TB |
2014 | 5TB |
内蔵HDDのコネクタ
一般的には、SATAが利用されます。SATA 以前には、IDEやEIDEが使われていました。
外付けHDDと内蔵HDD
HDDには、USBなどで外付けにできるものとSATAのケーブルでパソコンのマザーボードに直接つける内蔵用のHDDがあります。
内蔵用HDDは、 HDDを外付けにする USB接続用のケースやNASなどに取り付けることで、外付けとしても利用できます。
どこのHDDメーカーが良いのか
クラウドストレージのHDD故障に関するレポートでは、HGST(日立)のHDDが良いとされています。
HDDメーカー
- 日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)
- Western Digital(WD, ウエスタンデジタル)
- Seagate(シーゲート, 海門)
- 東芝(TOSHIBA)
IBM系HDDの系譜
IBM > HGST > WD HGST > 東芝
HDD事業等の買収
- Maxtor が Quantum を買収
- Seagate が Maxtor を買収
- Seagate が サムスン電子HDD事業を買収
大容量HDDのスペック
メーカー | 型番 | 容量 | プラッタ容量 | プラッタ数(枚) | 消費電力 | 回転数 | キャッシュ | インターフェース |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Seagate | ST8000AS0002 | 8TB | 1.33TB | 6 | 5W | 5900 | 128MB | Serial ATA600 |
HGST | HUH728080ALE600 | 8TB | (非公開 1.2TB(?) ) | 7 | 5.1W | 7200 | 128MB | Serial ATA600 |
HGST | - | 10TB | ?TB 非公開 1.4TB? | ?枚 非公開 7枚以下? | ?W | 7200 | 128MB | Serial ATA600 |