「NVMe」の版間の差分
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+ | NVM Express (NVMe) | ||
+ | * AHCI のボトルネックを解消 | ||
+ | * 同時並行処理能力の向上 | ||
+ | * デバイスごとの専用ドライバが不要 | ||
+ | ** 1つのドライバですべての製品が動作する | ||
+ | ** [[Windows 8.1]]は、標準でドライバがあるので、取り付けるだけで認識する | ||
+ | ** Windows 7では、ドライバが必要 | ||
* 4KBの転送に必要なメッセージが2つではなく1つになった | * 4KBの転送に必要なメッセージが2つではなく1つになった | ||
* コマンドを処理するキューが1つではなく複数になった | * コマンドを処理するキューが1つではなく複数になった | ||
** AHCIは最大32キュー, NVMeは65536キュー | ** AHCIは最大32キュー, NVMeは65536キュー | ||
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[[NVMe]]対応[[SSD]]は、PCIeで直接[[CPU]]とやりとりできるので、低遅延になります。 | [[NVMe]]対応[[SSD]]は、PCIeで直接[[CPU]]とやりとりできるので、低遅延になります。 |
2015年11月28日 (土) 17:21時点における最新版
NVMe (NVM Express, Non-Volatile Memory Express)とは、SSD用の論理インターフェイスです。
読み方
- NVMe
- えぬぶいえむいー
概要
NVMeは、シリアルATA接続(SATA)のHDDやSSDで利用しているAHCIよりも進化したものです。NVMe対応SSDは、PCIeで直接CPUとやりとりできるので、低遅延になります。 NVM Express (NVMe)
- AHCI のボトルネックを解消
- 同時並行処理能力の向上
- デバイスごとの専用ドライバが不要
- 1つのドライバですべての製品が動作する
- Windows 8.1は、標準でドライバがあるので、取り付けるだけで認識する
- Windows 7では、ドライバが必要
- 4KBの転送に必要なメッセージが2つではなく1つになった
- コマンドを処理するキューが1つではなく複数になった
- AHCIは最大32キュー, NVMeは65536キュー
スピード
NVMe対応SSDは、PCIeで直接CPUとやりとりできるので、低遅延になります。
- SATA
- 約12マイクロ秒
- PCIe + AHCI
- 約7マイクロ秒
- PCIe + NVMe
- 約1マイクロ秒
必要なもの
- NVMeのドライバ
- UEFIのNVMeの対応