「ポラックの法則」の版間の差分
提供: 自作パソコン入門
(相違点なし)
|
2015年4月25日 (土) 18:18時点における版
ポラックの法則 とは、CPUの性能は、ダイサイズの平方根に比例する、というインテルのフレッド・ポラックの経験則です。
読み方
- ポラックの法則
- ぽらっく の ほうそく
概要
CPUの性能を2倍にするには、ダイサイズを4倍にする必要があります。
コアサイズを増やす方法
CPUのコアサイズを2倍、3倍にしても、CPUの整数演算性能は、約1.4倍から1.7倍程度にしかなりません。
トランジスタ数を増やしても、整数演算性能は、平方根倍にしか向上せず、ダイサイズを大きくするほど効率が悪化します。
√2 ≒ 1.4 倍
ダイサイズを2倍にすると同じプロセス技術の場合、消費電力が2倍になります。性能を1.4倍にするには、消費電力が2倍になり、非効率なアプローチとなります。
消費電力あたりの性能
消費電力(発熱量)あたりの性能は、ダイサイズを2倍にすると0.7倍に低下します。
マルチコア化
2つのCPUコアが依存性のない2つのスレッドを並列に実行すれば、理論上は、2倍の経入れウドを実現できます。ダイサイズを2倍にしても、理論上の性能は2倍になります。単一のコアの性能を増やさずに、コアを4つ積むことで4倍の性能になるということです。