「マルチコア」の版間の差分
提供: 自作パソコン入門
(相違点なし)
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2015年4月25日 (土) 18:41時点における最新版
マルチコア (Multiple core, Multi core)とは、1つのCPUのパッケージ内に複数のCPUコアを集積することです。CPUのマルチコア化により、並列での処理能力が上がります。
読み方
- マルチコア
- まるちこあ
概要
チップの配線や素子の微細化により、性能を上げてきたCPUですが、ダイサイズの縮小での性能アップにも限界が見えてきました。 ポラックの法則では、トランジスタ数を2倍にしても、処理の能力は約1.4倍にしかならず、消費電力はトランジスタ数に比例するため、2倍になります。
- クロック数を20%上げると、性能は10%程度しか上がりません。消費電力は、1.5倍以上になります。
- クロック数を80%に下げると、性能は10%程度下落しますが、消費電力は、約半分に抑えられます。
上記の結果、CPUをデュアルコア化した場合、消費電力をほとんど変えずに、性能を向上させることができます。つまり、これがマルチコアの利点です。
マルチコアの呼び方
コア数 | 呼び方 |
---|---|
1 | シングルコア(single core) |
2 | デュアルコア(Dual core) |
4 | クアッドコア(Quad core) |
6 | ヘキサコア (Hexa core) |
8 | オクタコア(Octa core) |
数十個 | メニーコア (Many core) |
インテルのマルチコアCPU
型番 | コア数 | スレッド数 | 対応メモリ |
---|---|---|---|
Xeon E5-2600 v3 | 18 | 36 | DDR4 |
Xeon E5-2600 v2 | 12 | 24 | DDR3 |
E5-2697 v3 | 14 | 28 | - |