SSD

提供: 自作パソコン入門
2015年2月1日 (日) 21:12時点におけるDaemon (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内検索
スポンサーリンク

SSD (Solid State Drive, ソリッドステートドライブ)とは、半導体素子メモリを用いたストレージです。HDDに比べ、高速で、円盤を必要としないので衝撃などに強いです。

読み方

SSD
えすえすでぃー
Solid State Drive
そりっど すてーと どらいぶ
ソリッドステートドライブ
そりっど すてーと どらいぶ

概要

SSDは、HDDよりも高速ですが、価格面ではHDDが安価です。 SSDは、空き容量が重要です。十分な空き容量がないと、SSDのスピードが劣化します。128GBぐらいの容量を常時使用しているなら、256GBのSSDが良いでしょう。

SSDは、HDDとは異なるメーカーがたくさん並んでいます。HDDは、淘汰が進み、数社のメーカーだけになりました。

記録方式

  • SLC
  • MLC
  • TLC

記録方式とスピード

SLC > MLC > TLC

接続方式

  • SATA
  • mSATA(Mini SATA)
  • Micro SATA
  • PCI Express x2(Gen2)
  • M.2

SATA

SATAは、HDDSSD、その他の光学ドライブ用の接続方式です。 SATA 3.0の転送スピードは、6Gbps(600MB/s)です。

PCI Express

PCI Expressは、拡張スロットの規格です。 PCI Express Gen2では、1レーンあたり片方向1GB/sで、双方向で2GB/sの転送スピードです。SATAよりも高速なのが特徴です。

PrextorのM6e PCI Express SSD(M6e)の場合は、PCI Express x2(Gen2)に対応しています。M6eでは、PCI Express x2を2レーン利用するため、インターフェースの最大転送速度は片方向2GB/s, 双方向で4GB/sになります。これはインターフェースの最大転送速度なので、SSDとしてのリードとライトのスピードは、モデルによって異なります。シーケンシャルリードは、770MB/sで、シーケンシャルライトは512GBモデルで最大625MB/sです。

M6e PCI Express SSDのスペック
モデル シーケンシャルリード シーケンシャルライト ランダムリード ランダムライト
512GB 770MB/s 672MB/s 105,000IOPS 100,000IOPS
256GB 770MB/s 580MB/s 105,000IOPS 100,000IOPS
128GB 770MB/s 335MB/s 96,000IOPS 83,000IOPS

M.2とは

M.2は、Intel 9シリーズチップセットから採用された、ストレージ向けインターフェイスです。Intel X99, Z97, H97チップセットを搭載するマザーボードでM.2の採用が進んでいます。

PLEXTOR M.2 type2280接続SSD 512GB PX-G512M6e

mSATAとは

mSATAとは、 Mini SATA の略です。ケーブルを利用せずに、PCに接続できます。端子形状は、Mini PCI Expressスロットと共通だが、信号方式が異なります。そのため、以下のどのケースであるか注意が必要です。

  • Mini PCI Express と mSATA SSD の両対応
  • Mini PCI Express 専用
  • mSATA SSD 専用

mSATA SSDは、NUCやUltrabookで使われます。

mSATA(Mini SATA)とMicro SATAは別物

mSATA(エムサタ,エムエスエーティーエー)とMicro SATA(マイクロSATA)は異なる規格です。 Micro SATA は、1.8インチサイズのHDD/SSDで採用されているSATAの規格です。mSATAとは、コネクタの形状が異なります。

関連項目




スポンサーリンク