マザーボードのボタン電池の交換

提供: 自作パソコン入門
2016年1月6日 (水) 00:42時点におけるDaemon (トーク | 投稿記録)による版

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パソコンのマザーボードには、ボタン電池がついています。マザーボードには、BIOS/UEFIと呼ばれるシステムがあり、それらの設定を保持するために、ボタン電池が利用されています。ボタン電池が切れてしまうとパソコンの時刻が狂ってしまいます。OSが時刻同期の機能を使って、時刻は同期されているのですが、もし時間がズレてしまっているなら、電池切れが疑わしいです。たいていのマザーボードは、CR2032と呼ばれる電池を利用してます。

読み方

ボタン電池
ぼたん でんち
CR2032
しーあーる にーぜろさんにー

概要

パソコンのマザーボードの電池が切れてしまうと以下のような症状が起きます(もちろん、電池切れ以外の理由でも同様の現象は発生します)。

  • パソコンの時計が狂った
  • パソコンの電源が入るが、OSが立ち上がる前に、黒い画面で止まってしまう

マザーボードのボタン電池の役割は?

パソコンのマザーボードのボタン電池の役割は、以下の通りです。

  • マザーボードの時計の情報を維持する
  • マザーボードの各種設定(BIOS/UEFI)を維持する

ボタン電池が切れててもパソコンは動くの?

たいていの場合は、ボタン電池が切れていても、パソコンは動きます。動きはしますが、マザーボードの設定や時計が維持できないので、たいていの場合、不便です。

パソコンの時間が狂っていると、システム上、いろいろな不都合が出てきます。

時刻がずれていることにより、

  • いろいろなアップデートがちゃんと動かない
  • 暗号通信を行うウェブサイトでエラーになる

といった現象が発生します。

電池がきれたままだと、パソコンが起動するたびに、設定や時刻を修正しなければならないため、非常に不便です。

ボタン電池の寿命は?

購入したときについてくるボタン電池は、経験上、たいていの場合、数年間(3ー4年)は使えます。毎年、マザーボードを買い替えている場合には、電池切れは、ほとんど経験することはないのではないでしょうか。

ボタン電池の交換に必要な道具は?

マザーボードのボタン電池を交換するときに必要な道具は、せいぜい、プラスドライバーぐらいです。ドライバーなしで、パソコンのケースを開けられる場合には、道具は不要です。

ボタン電池の交換は簡単?

マザーボードのボタン電池の交換は、非常に簡単です。たいていの場合、プラスドライバーがあれば、パソコンのケースは開けられます。ボタン電池はマザーボードの上に乗っていて、たいてい素手で取り外しできます。

1つ注意ですが、作業をはじめる前に、金属に触れて、体の 静電気 を逃してあげましょう。大事なパソコンのパーツを壊さないためのおまじないです。

ボタン電池のついているところが見つかりません!!

ボタン電池がない、ということはありません。マザーボードのレイアウトによっては見えにくいところにあるかもしれません。今まで使っていたマザーボードの中には、PCI Expressのスロットの側に、電池の取り付け位置がありました。PCI Expressに大きなビデオカードが刺さっていたため、ボタン電池が隠れてしまい、見当たらないといった状況になっていました。

落ち着いて、いくつか、大きめな拡張スロットを外していけば、ボタン電池は必ずどこかにあるはずです。

注意: パソコンとはいえないかもしれませんが、Raspberry Piには、ボタン電池はありませんでした。

ボタン電池はどこで買えるの?

マザーボードで使っているボタン電池は、電池を売っているお店であれば、どこでも買えます。そこら辺のコンビニで買えるので、夜中でも手に入るでしょう。

  • コンビニ
  • 家電量販店
  • オンラインショップ

ボタン電池はいくらぐらい?

だいたい、数百円程度です。200円ぐらいから手にはいります。

どういう ボタン電池は買えばいいの?

たいていの場合は、 CR2032 というボタン電池を買えば、大丈夫です。とりあえず、パソコンの箱をあけて、マザーボードの上のボタン電池を確認してください。もしくは、マザーボードのマニュアルを確認してください。

オンラインだと結構ザツに売っていたりします。ちゃんとしたパッケージ入りのが欲しいときは、写真でパッケージを確認してからご注文下さい。関東だと送料無料の商品もあります。




関連項目




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