「デスクトップPCを無線LANに接続する方法」の版間の差分

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親機と子機がセットになっているパッケージもよく売ってます。
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親機と子機がセットになっているパッケージもよく売ってます。私が利用している無線LANルーターは、2台1組で売られているものです。親機も子機も製品としては同じもので、スイッチでモードが切り替わります。
  
 
[[無線LANルーター]]同士を無線で通信させ、無線LANの子機とデスクトップPCを有線LANで接続します。
 
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無線LANルーターを子機として利用する場合、余計にコンセントを消費し、有線ケーブルを使わなければならないため、見た目的にはスッキリしません。
 
無線LANルーターを子機として利用する場合、余計にコンセントを消費し、有線ケーブルを使わなければならないため、見た目的にはスッキリしません。
 
USBの無線LANアダプタに比べれば、大型になるため、アンテナ的には有利になります。また、本体サイズが大きいため、放熱もしやすくなり、壊れにくくなる確率が上がります。
 
USBの無線LANアダプタに比べれば、大型になるため、アンテナ的には有利になります。また、本体サイズが大きいため、放熱もしやすくなり、壊れにくくなる確率が上がります。
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== まとめ ==
 
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デスクトップPCを無線LANに接続する方法は以下の通りです。
 
デスクトップPCを無線LANに接続する方法は以下の通りです。

2016年2月21日 (日) 19:44時点における最新版

無線LANのついていないデスクトップPC(デスクトップ型パソコン)でも無線LANに接続することができます。メーカー製パソコンでも自作PCでもどちらのパソコンでも無線LANを利用できます。デスクトップPCの無線LAN化のやり方を紹介します。

読み方

無線LAN
むせん らん

概要

無線LANは、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンだけのものではありません。デスクトップPCであっても、無線LANで接続することができます。

無線LAN化の方法

デスクトップPCの無線化には、以下の方法があります。

  • 無線LAN付きマザーボードに交換する
  • PCI Expressに無線LANカードを追加する
  • 無線LANアダプタをUSBで接続する
  • 無線LANの子機に有線LANで接続する

無線LAN付きマザーボードに交換する

フラッグシップモデルのマザーボードであれば、無線LANデバイスとアンテナの付属したマザーボードが販売されています。 私が利用しているASUSのマザーボードには無線LANがついていて、2つのアンテナがついています。

マザーボードの交換は、面倒で、無線LANのためだけに、交換するモチベーションは低いかもしれませんが、新しいCPUやメモリに交換するときに、マザーボードもついでに交換するときに、無線LAN付きのマザーボードを選ぶと良いでしょう。

PCI Expressに無線LANカードを追加する

PCI Express 型の無線LANカードは、あまり多くはありません。

ノートパソコンでは、 mini PCI Express の Wi-Fi ユニットカードを使っています。 デスクトップPCでは、 mini PCI Express の Wi-Fi ユニットカードを PCI Express のカードで接続できます。

部品で言えば、

  • mini PCI Express Wi-Fi 無線LANカード
  • mini PCI Express to PCI Express 変換ボード
  • アンテナ

があれば、デスクトップを無線LAN化できます。

すべてセットになっているものが、インテルから発売されています。

インテル 11ac対応 867Mbps Dual Band/Bluetooth 4.0PCIe接続無線LANボード用 無線LAN子機Intel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop 7260HMWDTX1 です。

取り付けるパーツは、以下のものです。

上記のものと似たようなモデルで、2000円ぐらい安い インテル 7260HMWDTX1.R は、mini PCI Express の無線LANカードが付属していませんので注意が必要です。付属しているのは以下の通りです。

  • アンテナ
  • LowProfile ブラケット
  • Bluetooth ケーブル
  • ドライバとソフトウェアのDVD-ROM
  • インストールガイド

別途、無線LANモジュールを追加するだけで、デスクトップPCを無線化できます。

無線LANアダプタをUSBで接続する

USB接続の無線LANアダプタをつける、というのはとても簡単なやり方です。アダプタには、大きい物、小さいものがあります。可能であれば、本体の大きいものを選んで下さい。

大きいほど、アンテナが大きくできるため、電波の受信感度がよくなります。また、大きければ、アンテナを複数入れることも可能になります。

ノートパソコンは、パソコン本体に無線用のアンテナを内蔵しています。そのため、小さなUSBアダプタの無線LANよりも有利です。小さいアダプタをデスクトップPCに接続して、ノートパソコンよりも通信が遅いのは当然のことです。

小さいUSB型の無線LANアダプタだと、無線LANルーターとの距離があったりすると電波が弱くなってしまい、通信が安定しませんでした。ちょっと遠くに設置しただけで、かなり強度が下がってしまいました。つながらなくて、大きめのモデルに買い換えた事例もあります。

小さいモデルで動かなかったときは、NEC AtermWL900U(USB子機) PA-WL900U に買い換えると問題なく使えるようになりました。

無線LANルーターと至近距離で、障害物のない環境で、短時間使うだけならあまり問題はないでしょう。 USB型のモデルは補助的なものです。耐久性はあまり高くなく、アンテナがあまり大きくできないため、通信が不安定になりやすいです。 USB型の無線LANアダプタを接続する場合は、できるだけ大きいものを選びましょう

無線LANの子機に有線LANで接続する

無線LANルーターは、無線LANルーターの子機として利用できます。 たとえば、 NEC Aterm WG2600HP 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ 1733+800Mbps PA-WG2600HPを子機として使うことができます。ルーターの後ろにあるスイッチで、ルーターモード、APモード、子機モードを簡単に切り替えられます。

親機と子機がセットになっているパッケージもよく売ってます。私が利用している無線LANルーターは、2台1組で売られているものです。親機も子機も製品としては同じもので、スイッチでモードが切り替わります。

無線LANルーター同士を無線で通信させ、無線LANの子機とデスクトップPCを有線LANで接続します。

インターネット
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有線回線
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モデム 
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有線LAN 
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親機 -無線通信- 子機 -有線LAN- デスクトップPC

無線LANルーターを子機として利用する場合、余計にコンセントを消費し、有線ケーブルを使わなければならないため、見た目的にはスッキリしません。 USBの無線LANアダプタに比べれば、大型になるため、アンテナ的には有利になります。また、本体サイズが大きいため、放熱もしやすくなり、壊れにくくなる確率が上がります。

まとめ

デスクトップPCを無線LANに接続する方法は以下の通りです。

  1. 無線LANルーターを子機として使う
  2. 無線LAN付きのマザーボードを使う
  3. PCI Express の無線LANを使う
  4. USB接続の無線LANアダプタを使う

オススメな方法は、1番目と2番目です。1-2でなければ、3です。どうしてもということでれば、4になります。

関連項目