「Crucial MX300 SSD」の版間の差分

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'''Micron''' は、 '''TLC 3D NAND''' を利用した [[Crucial MX300 SSD]] を 2016年の夏頃に発売を予定(7/19)しています。750GB {{as|CT750MX300SSD1}}
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'''Micron''' は、 '''TLC 3D NAND''' を利用した [[Crucial MX300 SSD]] を 2016年の夏頃に発売を予定(7/19)しています。750GB {{as|CT750MX300SSD1}} 。7/30に275GB, 525GB, 1050GBの3モデルも発売されました。
  
 
'''読み方'''
 
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* TLC 3D NAND (三次元積層NANDフラッシュ)
 
* TLC 3D NAND (三次元積層NANDフラッシュ)
 
== 容量 ==
 
== 容量 ==
* 275GB
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* 275GB {{as|CT275MX300SSD1}} (8800 - 9700円)
* 525GB
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* 525GB {{as|CT525MX300SSD1}} (16400 - 17330円)
* 750GB
+
* 750GB {{as|CT750MX300SSD1}}
* 1TB
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* 1TB {{as|CT1050MX300SSD1}} (33600 - 35400円)
 
* 2TB
 
* 2TB
 
== 性能 ==
 
== 性能 ==

2016年7月31日 (日) 12:28時点における版

Micron は、 TLC 3D NAND を利用した Crucial MX300 SSD を 2016年の夏頃に発売を予定(7/19)しています。750GB CT750MX300SSD1 。7/30に275GB, 525GB, 1050GBの3モデルも発売されました。

読み方

Crucial MX300 SSD
くるーしゃる えむえっくす さんびゃく えすえすでぃ

概要

今までは、MX200とBX200でそれぞれNANDフラッシュメモリのタイプが異なっていました。

MX300 からは TLC 3D NAND が採用されます。

TLC に変更した影響なのか、 Crucial MX200 SSD よりも性能が下がっているように思えます。一方で BX200 よりは性能が上です。

MX300 シリーズは、スペック的には BX200 シリーズの後継にあたり、エントリー向けのシリーズになります。性能は向上をしているので、BXシリーズ(BX100,BX200)から買い替えなら良いのではないでしょうか?

発売日

  • 2016/07/19 2.5インチ 275GB - 1TB
  • 2016/08/25 2.5インチ 2TB
  • 2016/07 M.2 750
  • 2016/08 M.2 525GB, 1050GB

特徴

  • TLC 3D NAND (三次元積層NANDフラッシュ)

容量

性能

  • 連続読込 530MB/s
  • 連続書込 510MB/s
  • ランダム読込 83kiops
  • ランダム書込 92kiops
  • TBW 220TB

コントローラー

  • Marvell製 88SS1074

NANDフラッシュメモリチップ

  • Micron FBGA Code NW852, MT29F768G08EECBBJ4-37:B

MX300の特徴

MX300の特徴は、 NANDフラッシュが Crucial にとって初となる 3D TLC NAND フラッシュ を採用したことです。

  • NAND フラッシュの一部に SLC キャッシュを使用する Dynamic Write Acceleration により高速化
  • データ破損を帽子する Exclusive Data Defense などで耐久性を上げている

MX300シリーズは何の後継? BX200? MX200?

MX300 は、名前的には MX200 のように見えますが、スペック的には、BX200シリーズの後継となります

それは何故か、といいますと NAND が

MX200シリーズ
MLC
BX200シリーズ
TLC

であり、 MX300 が NAND が TLC (3D TLC) だからです。

MX200とBX200シリーズのスペックは?

Crucial BX100 SSDのパフォーマンス
型番 CT250MX200SSD1 CT500MX200SSD1 CT100MX200SSD1 CT250MX200SSD3 CT500MX200SSD3 CT250MX200SSD4 / CT250MX200SSD6 CT500MX200SSD4 / CT500MX200SSD6
インタフェース SATA SATA SATA mSATA SSD mSATA SSD M.2 Type 2260 / M.2 Type 2280 M.2 Type 2260 / M.2 Type 2280
容量 250GB 500GB 1TB 250GB 500GB 250GB 500GB
シーケンシャルリード MB/s 555 555 555 555 555 555 555
シーケンシャルライト MB/s 500 500 500 500 500 500 500
ランダムリード IOPS 100k 100k 100k 100k 100k 100k 100k
ランダムリード IOPS 87k 87k 87k 87k 87k 87k 87k


Crucial BX200シリーズとBX100シリーズ
項目 CT240BX200SSD1 CT480BX200SSD1 CT960BX200SSD1 CT250BX100SSD1(BX100) CT500BX100SSD1(BX100)
容量 240GB 480GB 960GB 250GB 500GB
シーケンシャル読込 540MB/秒 535MB/秒
シーケンシャル書込 490MB/秒 450MB/秒
ランダム読込(IOPS) 66,000 87,000 90,000
ランダム書込(IOPS) 78,000 70,000 70,000
MTBF 150万時間
TBW 72TB
インターフェイス Serial ATA 6Gb/s
サイズ 2.5インチ
厚さ 7mm
コントローラ Silicon Motion SM2256 Silicon Motion SM2246EN
フラッシュ Micron 16nm TLC NAND Micron 16nm MLC NAND

SLCとMLCとTLCの違いは?

SSDは、NAND型フラッシュメモリ を利用しています。 SSDで利用されているNAND型フラッシュには

  • SLC
  • MLC
  • TLC

があります。

以下に簡単に3つの違いを示します。

  • 記録方式とスピード
SLC > MLC > TLC
  • 記録方式と耐久性・信頼性
SLC > MLC > TLC
  • 記録方式と価格
    スピードや耐久性の高い SLC が当然、高価になります。
SLC < MLC < TLC

詳しくは、SSDのSLCとMLCとTLCの違いとはをご参照ください。

どういった人に向いているか?

耐久性は、 TBW が 220TB で、毎日 120GB の書込を5年間できます。

だいたい7ヶ月で172時間しか使用していない MX200 の SSD では、総書き込み量が 3031GB でした。 毎日、メインメモリが16GB積んでいるパソコンで、 Windows休止状態 を利用しているため、その分、書込は多いと思います。

メインのパソコンでは、ブラウジングやメール以外に、仮想マシンで Unix を何個も動かしている環境です。モリモリディスクI/Oしているわけではありません。比較的、ライトユースです。

簡単に計算してみると 1日 14GB 書き込んでる感じになります。

3031 / (7 * 31 ) = 13.967

このペースで使用した場合、

(220*1000) / (14 * 365) = 43

43年ほど利用できるようです。40年も使うとなると、その前に、ほかのパーツやSSDのパーツが壊れてしまいますよね。

つまり、MX300は、耐久性はそれなりにあり、ライトユースなら全く問題ないということになります。

お値段的には、

MX300 750GB モデル
約23000円

と比較的、お安めです。

耐久性がそれなりにあり、コストパフォーマンスが良い SSD が欲しい、ライトユース層には、向いてる SSD になります。読み書きにおいても、決して、遅いわけではありません。

かなり前の SSD を我慢している方は、どんどん乗り換えてしまったほうが良いです。

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関連項目