「USB」の版間の差分

提供: 自作パソコン入門
移動: 案内検索
(ページの作成:「USB (Universal Serial Bus, ユニバーサル・シリアル・バス) とは、パソコンなどで周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の...」)
 
(関連項目)
 
(同じ利用者による、間の3版が非表示)
行14: 行14:
  
 
といったインターフェースです。
 
といったインターフェースです。
 +
 +
現代では、いろいろな機器がUSBで接続可能になりました。
 
== USBの仕様 ==
 
== USBの仕様 ==
 
;最大で127台接続可能
 
;最大で127台接続可能
行29: 行31:
 
* カードリーダー
 
* カードリーダー
 
* ストレージ
 
* ストレージ
 +
* USBメモリ
 +
* 光学ドライブ
 
* スマホ
 
* スマホ
 
* タブレット
 
* タブレット
 
* ウォークマン
 
* ウォークマン
 +
== USBハブ、それは、ポートを増やすもの ==
 +
USBハブは、USBポートを増やすために使われます。場合によっては、延長ケーブル替わりに利用することもあるでしょう。
 +
 +
'''USB 3.0に対応したハブの例1'''
 +
 +
<html>
 +
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B006TT91TW/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B006TT91TW&linkCode=as2&tag=pcwiki-22"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B006TT91TW&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pcwiki-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pcwiki-22&l=as2&o=9&a=B006TT91TW" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
 +
</html>
 +
 +
'''USB 3.0に対応したハブの例2'''
 +
 +
<html>
 +
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00HRSQ13I/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00HRSQ13I&linkCode=as2&tag=pcwiki-22"><img border="0" src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=B00HRSQ13I&Format=_SL250_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=pcwiki-22" ></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=pcwiki-22&l=as2&o=9&a=B00HRSQ13I" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
 +
</html>
 +
 +
USBの機器を接続していくと、USBのポートが足りなくなることがあるので、そういう場合には、USBハブでポートを増設します。現代のマザーボードには、大量のUSBポートがのっているので、そうそう枯渇することはないと思いますが、ノートパソコンの場合は、ポートがあまり多くないことが多いので、USBハブが必要になることもあるでしょう。
 +
 +
パソコン本体の場所とUSB機器を使いたい場所が離れている場合、すべてのUSB機器のケーブルを伸ばすのは面倒であるため、USBハブで手元に複数のポートを用意し、身の回りで使う機器を接続する、といった用途にも利用できます。 
 +
USBのポートは、デスクトップパソコンの場合、本体の裏側にあります(ケースのフロントにUSBの口があるモデルもありますが)。本体の裏に手を回すのが面倒だが、抜き差しの多い機器がある場合に、USBハブで取り回しを簡単にできます。
 +
 
 +
USBハブの給電量不足を補うために、電源供給用のアダプタに対応しているモデルもあります。
 
== USBの転送速度や給電能力(5V)など ==
 
== USBの転送速度や給電能力(5V)など ==
 
{|class="wikitable"
 
{|class="wikitable"
行66: 行91:
 
* USB マイクロBオス: スマホでよく使われているタイプ
 
* USB マイクロBオス: スマホでよく使われているタイプ
 
* USB Type-C(タイプC): リバーシブル仕様
 
* USB Type-C(タイプC): リバーシブル仕様
 +
== USB 3.0の見分け方 ==
 +
* USB Aオスのコネクタの内側が「青い」
 +
* USB Bオスのコネクタの形が、「2段の台形」に似ている。
 +
== USB2.0にUSB3.0の機器は接続可能 ==
 +
[[USB]] 2.0に対応しているパソコンに[[USB]] 3.0の機器を取付可能ですが、USB 2.0 の転送スピードしか出ません。
 +
== USB 3.0 Bオスは、USB 2.0のコネクタに接続できません ==
 +
USB 3.0のケーブルは、USB 2.0 Bメスに接続できません。それは、コネクタの形状が異なるからです。
 +
== USBのトラブル ==
 +
=== 使用していたUSB機器が認識されなくなっり、動作が不安定になったとき ===
 +
接続して使用していた機器が急に不安定になったり、動かなくなることがあります。そういう場合には、一度、機器を取り外し([[USB]]を抜く)、もう1度、取り付けます。接続ポートを変えて、接続しなおすのもお勧めです。
  
== 関連項目 ==
+
# パソコンの電源を落とし、コンセントも全部はずし、2分程度待ち、完全に放電させます。
 +
# USBをすべて抜いて、電源を入れます。
 +
# 認識されない機器をUSBポートを変更しつつ、認識されるまで、試します。
  
 +
もし、上の手順でうまくいかない場合は、
 +
* マザーボード等のUSBが故障している
 +
* 電源ユニットが劣化している可能性
 +
 +
を疑ってください。
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[メインページ]]
 
<!-- vim: fileencoding=utf-8 filetype=mediawiki
 
<!-- vim: fileencoding=utf-8 filetype=mediawiki
 
-->
 
-->

2015年10月31日 (土) 15:10時点における最新版

USB (Universal Serial Bus, ユニバーサル・シリアル・バス) とは、パソコンなどで周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つで、マウスやキーボード、外付けUSB HDD、スキャナー、ウォークマン、iPhone など様々なデバイスを接続できます。USBには、複数のインターフェースがあり、何世代も存在します。

読み方

USB
ゆー えす びー
Universal Serial Bus
ゆにばーさる しりあるばす

概要

USBの誕生以前は、パソコンの周辺機器を接続する様々な規格がありました。たとえば、

  • PS/2
  • SCSI
  • プリンタポート

といったインターフェースです。

現代では、いろいろな機器がUSBで接続可能になりました。

USBの仕様

最大で127台接続可能
プラグアンドプレイ
機器をパソコンに接続すれば、ハードウェアやOSが自動的に機器を認識して、使えるようにしてくれる仕組みです。
バスパワー
パソコンから機器に電源供給をしてくれます。

USBで接続できるもの

様々なデバイスがパソコンなどに接続できます。

  • マウス
  • キーボード
  • ゲームパッド(ゲーム用コントローラー)
  • 無線LAN
  • スキャナー類
  • プリンタ
  • TVチューナー
  • カードリーダー
  • ストレージ
  • USBメモリ
  • 光学ドライブ
  • スマホ
  • タブレット
  • ウォークマン

USBハブ、それは、ポートを増やすもの

USBハブは、USBポートを増やすために使われます。場合によっては、延長ケーブル替わりに利用することもあるでしょう。

USB 3.0に対応したハブの例1

USB 3.0に対応したハブの例2

USBの機器を接続していくと、USBのポートが足りなくなることがあるので、そういう場合には、USBハブでポートを増設します。現代のマザーボードには、大量のUSBポートがのっているので、そうそう枯渇することはないと思いますが、ノートパソコンの場合は、ポートがあまり多くないことが多いので、USBハブが必要になることもあるでしょう。

パソコン本体の場所とUSB機器を使いたい場所が離れている場合、すべてのUSB機器のケーブルを伸ばすのは面倒であるため、USBハブで手元に複数のポートを用意し、身の回りで使う機器を接続する、といった用途にも利用できます。  USBのポートは、デスクトップパソコンの場合、本体の裏側にあります(ケースのフロントにUSBの口があるモデルもありますが)。本体の裏に手を回すのが面倒だが、抜き差しの多い機器がある場合に、USBハブで取り回しを簡単にできます。   USBハブの給電量不足を補うために、電源供給用のアダプタに対応しているモデルもあります。

USBの転送速度や給電能力(5V)など

USBの転送速度
世代 転送速度 給電能力
USB 1.0 12Mbps --
USB 1.1 12Mbps --
USB 2.0 High Speedモード 480Mbps 500mA
USB 3.0 5Gbps(実際には4Gbps=500MB/s) 900mA
USB 3.1 10Gbps 1000mA

コネクタの種類

  • USB Aオス (長方形型)
  • USB Bオス (四角く、外側は台形)
  • USB ミニAオス
  • USB ミニBオス: Happy Hacking Professional のキーボード側の端子
  • USB マイクロBオス: スマホでよく使われているタイプ
  • USB Type-C(タイプC): リバーシブル仕様

USB 3.0の見分け方

  • USB Aオスのコネクタの内側が「青い」
  • USB Bオスのコネクタの形が、「2段の台形」に似ている。

USB2.0にUSB3.0の機器は接続可能

USB 2.0に対応しているパソコンにUSB 3.0の機器を取付可能ですが、USB 2.0 の転送スピードしか出ません。

USB 3.0 Bオスは、USB 2.0のコネクタに接続できません

USB 3.0のケーブルは、USB 2.0 Bメスに接続できません。それは、コネクタの形状が異なるからです。

USBのトラブル

使用していたUSB機器が認識されなくなっり、動作が不安定になったとき

接続して使用していた機器が急に不安定になったり、動かなくなることがあります。そういう場合には、一度、機器を取り外し(USBを抜く)、もう1度、取り付けます。接続ポートを変えて、接続しなおすのもお勧めです。

  1. パソコンの電源を落とし、コンセントも全部はずし、2分程度待ち、完全に放電させます。
  2. USBをすべて抜いて、電源を入れます。
  3. 認識されない機器をUSBポートを変更しつつ、認識されるまで、試します。

もし、上の手順でうまくいかない場合は、

  • マザーボード等のUSBが故障している
  • 電源ユニットが劣化している可能性

を疑ってください。

関連項目