「Windows 10がAcronisのTrueImageでフリーズする現象と解決方法」の版間の差分

提供: 自作パソコン入門
移動: 案内検索
(ページの作成:「Windows 7 から Windows 10 にアップグレードしたときに、OSが不安定になったり、 Windows 10 にバックアップソフト(クローンソフト...」)
 
(クローンソフトを入れたら問題が再発した)
行40: 行40:
  
 
Intel Data Migration というツールが Intel から提供されていたので、ためしにダウンロードしてみて、入れてみました。インストールしている途中か、マニュアルで Acronis という文字列が見えたので、ひょっとして、これは、また、PCが不安定になるんじゃないかなー、って思っていたのですが、いろいろ同時に入れすぎて、よくわからなくなってしまいました。
 
Intel Data Migration というツールが Intel から提供されていたので、ためしにダウンロードしてみて、入れてみました。インストールしている途中か、マニュアルで Acronis という文字列が見えたので、ひょっとして、これは、また、PCが不安定になるんじゃないかなー、って思っていたのですが、いろいろ同時に入れすぎて、よくわからなくなってしまいました。
 
 
* AOMEI Backupper
 
* AOMEI Backupper
 
* EaseUP Partion Master
 
* EaseUP Partion Master
行58: 行57:
 
* Intel Data Migration をアンインストール
 
* Intel Data Migration をアンインストール
 
* LPM (Link Power Management) をオフにする
 
* LPM (Link Power Management) をオフにする
 +
 
== LPMをオフにする ==
 
== LPMをオフにする ==
 
Windows + r ボタンで 「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、regedit と入力して OK を押し、レジストリエディタを起動します。
 
Windows + r ボタンで 「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、regedit と入力して OK を押し、レジストリエディタを起動します。

2018年4月19日 (木) 22:09時点における版

Windows 7 から Windows 10 にアップグレードしたときに、OSが不安定になったり、 Windows 10 にバックアップソフト(クローンソフト)を入れたら不安定になったので、その時の話です。

読み方

Acronis
あくろにす

概要

Windows 7 から Windows 10 へアップグレードしたときに、 Windows 10 が起動してから、10分程度利用していると、OSが不安定になって、操作不能になる問題がおきました。 結論から言えば、 おそらくではあるが、 Acronis(アクロニス)のTrue Image というバックアップソフト(クローンソフト) と Crucial の SSD MX200 の相性だったと思われます。 True Image を捨てれば、解決したのだと思われるが、ほかのクローンのツールも同様の問題が起きていた可能性もあるが、結論には至っていません。

Windows 7 から Windows 10 へアップグレードすると不安定になる

Windows 10にアップグレードした後に、OS が起動してから10分程度利用しているとOSが操作不能になりフリーズするという現象に悩まされました。ドライバを入れなおすなど、いくつかの対策を試みたものの、力及ばず、Windows 10から Windows 7 にロールバックする作業をしました。

その時は、マザーボードが問題なのだと考えていました。ですが、マザーボードのメーカーからは、多少は Windows 10 用のドライバも出ていたので、それなりに対応していたのだと思います。自作PCだったため、原因を追究するのが難しく、そのままにしていました。

Windows 7 から Windows 10 へ再びアップグレードする

しかしながら、マザーボードを交換するために、Windows 7 を Windows 10へアップグレードする必要が出てきたため、 再び OS のアップグレードをすることに決めました。以前、Windows 10へのアップグレードを試みたときから、1年以上も経過していたこともあり、状況が改善しているのではないかと、都合よく楽観的に考えていました。

いざ、 OS をアップグレードしてみると、やはり OS が不安定になるという現象が発生しました。 やはり、起動してからしばらくたつと、操作が不能になってしまいます。 新しいプロセスを起動することもできませんし、動いているアプリケーションを終了させることもできません。 ほとんど何もできなくなります。

高速スタートアップが問題なのではないかという疑いもあったのですが、これは関係がありませんでした。

サービスとスタートアップをとめるという対策

不安定になる原因が当時は不明でしたが、できるだけ、いろいろ外すことにしました。

Windows 7 から Windows 10 にアップグレードするときに、以下の設定を行いました。

  • Windows 7 でスタートアップを全部停止させました。
  • Windows 7 で Microsoftのサービス以外のサービスを全部停止させました。
    • msconfig 「サービス」のタブで、「Microsoftのサービスをすべて隠す」を選択して、残ったサービスを「すべて無効」にします。

msconfig の「サービス」のタブと「スタートアップ」のタブで設定できます。

この状態で Windows 10 にアップグレードすると、何事もなかったかのように Windows 10 を使い続けることができました。 いろいろ止めたせいで、TrueImage が使えなくなる、という弊害もありましたが、それ以外は問題がなかったように思います。

クローンソフトを入れたら問題が再発した

ここからの話は Windows 7 の話は関係がありません。Windows 10 にアップグレードしたあとの話です。

Windows 10の環境で SSD から M.2 SSD に乗り換えるときに、ディスクイメージをクローンすることになりました。再び、ディスクをクローンしなければならなくなりましたが、TrueImage が使えなくなっていたので、ほかの方法でクローンをする必要がありました。

Intel Data Migration というツールが Intel から提供されていたので、ためしにダウンロードしてみて、入れてみました。インストールしている途中か、マニュアルで Acronis という文字列が見えたので、ひょっとして、これは、また、PCが不安定になるんじゃないかなー、って思っていたのですが、いろいろ同時に入れすぎて、よくわからなくなってしまいました。

  • AOMEI Backupper
  • EaseUP Partion Master
  • Intel Data Migration

あたりをインストールして、はじめは、特に問題はなかったのですが、ディスクをコピーして、再起動して、使っているうちに、マシンが不安定になってきました。

ここで気づいたのは、以下の問題です。

  • Acronis と Crucial の SSD の MX200 の相性が出るらしい
  • SSD HIPM という省電力機能の問題

私の都合により

  • AOMEI Backupper
  • EaseUP Partion Master

の2つは必要でした。

そのため、以下の手順を実行しました。

  • Intel Data Migration をアンインストール
  • LPM (Link Power Management) をオフにする

LPMをオフにする

Windows + r ボタンで 「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、regedit と入力して OK を押し、レジストリエディタを起動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE
SYSTEM
CurrentControlSet
Control
Power
PowerSettings
0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442
0b2d69d7-a2a1-449c-9680-f91c70521c60

のツリーを開き、 Attributes のデータを 0 にします。

Windows + x でメニューを開き、「電源オプション」を開きます。 関連設定の「電源の追加設定」をクリックして、コントロールパネルの電源オプションを開きます。 お気に入りプランの 「プラン設定の変更」 をクリックします。 「プラン設定の編集」の「詳細な電源設定の変更」をクリックして、AHCI Link Power Management の設定を Active にします。

  • ハードディスク
    • AHCI Link Power Management - HIPM/DIPM
      • 設定: Active (ここ!)

このとき、この設定を開いたときに、はじめから Active だったので、私の環境では意味がなかったのかもしれません。

SSDのLPM問題について

SSD の LPM 問題は

  • Crucial MX100, MX200, MX300
  • SAMSUNG 850/840 EVO

で発生すると言われています。

HIPM非対応機種の SSDで HIPM機能がオンになってしまったときに、省電力機能が動いたときに、アクセスができなくなります。

まとめ

  • クローンソフトとSSDが干渉しておかしくなることがある。
  • クローンソフトを消してみると問題が解決するかも
  • SSDによってはLPM問題を疑うこと

関連項目