「RADIUS」の版間の差分
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− | [[UDP]] | + | [[UDP]] は、送信者の詐称、データの改竄を検出できません。詐称と改竄を防ぐため、[[RADIUS]] のサーバーとクライアントは、[[共通鍵]] (Shared Secret) を持ち、[[パケット]]の内容と[[共通鍵]] を使用して得られるダイジェスト情報を認証符号と属性値ペアをRADIUSパケットに配置します。 |
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[[IEEE 802.1X]] は、[[LAN]] を利用する端末を制御します。[[認証]] には、[[RADIUS]] プロトコルが利用されます。 | [[IEEE 802.1X]] は、[[LAN]] を利用する端末を制御します。[[認証]] には、[[RADIUS]] プロトコルが利用されます。 | ||
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== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
− | * | + | * FreeRADIUS |
* [[認証]] | * [[認証]] | ||
* [[共通鍵]] | * [[共通鍵]] |
2015年9月22日 (火) 14:11時点における最新版
RADIUS (ラディウス, ラディアス, Remote Authentication Dial In User Service) とは、ダイヤルアップユーザーの認証システムとして開発されました。
読み方
- RADIUS
- らでぃうす
- ラディウス
- らでぃうす
- ラディアス
- らでぃあす
- Remote Authentication Dial In User Service
- りもーと おーせんてぃけーしょん だいやる いん ゆーざー さーびす
概要
RADIUS の RFC として、RFC2865 (認証), RFC2866(課金管理,アカウンティング) があります。 LAN におけるユーザー認証、SSL-VPN の認証 などで利用されます。
RADIUSプロトコルは、クライアントサーバーモデル のプロトコルです。
RADIUSクライアントとRADIUSサーバーは、UDP で通信します。 UDP は、送信者の詐称、データの改竄を検出できません。詐称と改竄を防ぐため、RADIUS のサーバーとクライアントは、共通鍵 (Shared Secret) を持ち、パケットの内容と共通鍵 を使用して得られるダイジェスト情報を認証符号と属性値ペアをRADIUSパケットに配置します。
ポート番号 | 種別コード | 識別子 | 長さ | 認証符号 | 属性値ペア(属性番号:値) |
RADIUSパケット |
IEEE 802.1X
IEEE 802.1X は、LAN を利用する端末を制御します。認証 には、RADIUS プロトコルが利用されます。