「DNSラウンドロビン」の版間の差分
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2015年6月13日 (土) 01:26時点における最新版
DNSラウンドロビン(DNS round robin)は、1つのドメイン名に複数のIPアドレスを割り当てる負荷分散技術の1つです。ウェブサイトへのアクセスを複数のWebサーバへ分散することにより、負荷を分散できます。
読み方
- DNSラウンドロビン
- でぃーえぬえす らうんどろびん
目次
概要
DNSラウンドロビン(DNS round robin)は、1つのドメイン名に複数のIPアドレスを割り当てる負荷分散技術の1つです。ウェブサイトへのアクセスを複数のウェブサーバへ分散することにより、負荷を分散できます。
課題
通信の継続性
接続ごとに接続先が異なる可能性があります。 接続の継続性が求められる場合、問題が起きるかもしれません。
データの同期
ウェブサイトなどでデータを更新した場合に、分散先のデータベースの内容の同期が追いつかないことが考えられます。 書き込みの同期が完了すると予測される時間をクッションページなどで待たせるといった対応が必要でしょう。
分散先の負荷を考慮できない
負荷の均等な分散ができません。 一部のサーバに負荷が集中してしまうかもしれません。
分散先サーバの障害が検知できない
DNSラウンドロビン は、分散先のサーバの状態を取得できないため、分散先サーバのサービスが停止・応答不可能な状態であっても、分散先として割り振ってしまいます。
解決策として ロードバランサ の導入が考えられます。
512バイト問題
同一のFQDNに対して、多くのIPアドレスを割り当てると、UDPのパケットのサイズの512byteを超えてしまうと、正常な処理が行えないケースがあります。
ゾーンファイルの設定例
hoge IN A 192.168.0.2 hoge IN A 192.168.0.3 hoge IN A 192.168.0.4
hoge 30m IN A 192.168.0.2 hoge 30m IN A 192.168.0.3 hoge 30m IN A 192.168.0.4