「システムコール」の版間の差分
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プログラムは、入出力装置や物理メモリを直接操作することができません。そうしたプログラムの変わりに、[[カーネル]] が処理を実行します。 | プログラムは、入出力装置や物理メモリを直接操作することができません。そうしたプログラムの変わりに、[[カーネル]] が処理を実行します。 | ||
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ファイル I/O 系のライブラリ関数は、バッファリングの機能などを持っているため、直接 [[システムコール]] を呼び出すよりもパフォーマンスが良いかもしれません。 | ファイル I/O 系のライブラリ関数は、バッファリングの機能などを持っているため、直接 [[システムコール]] を呼び出すよりもパフォーマンスが良いかもしれません。 | ||
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* fopen / fread / fgets などの関数は、ライブラリ関数です。 | * fopen / fread / fgets などの関数は、ライブラリ関数です。 | ||
* open / read / write などの関数は、[[システムコール]] です。 | * open / read / write などの関数は、[[システムコール]] です。 | ||
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== ライブラリ関数を利用する利点 == | == ライブラリ関数を利用する利点 == | ||
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* 移植性(ポータビリティ)の向上 | * 移植性(ポータビリティ)の向上 | ||
** [[システムコール]] は、[[OS]] によって変わってきます。 | ** [[システムコール]] は、[[OS]] によって変わってきます。 | ||
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* 開発効率 | * 開発効率 | ||
** ライブラリ関数が[[システムコール]]をラップしてくれているため、短いコードで簡単に利用できる。 | ** ライブラリ関数が[[システムコール]]をラップしてくれているため、短いコードで簡単に利用できる。 | ||
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+ | * [[Linuxカーネル]]には、[[seccomp]] (secure computing mode) と呼ばれる [[サンドボックス]] があります。 | ||
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2014年12月21日 (日) 18:34時点における版
システムコール (System Call) とは、 OS の カーネル の機能を呼び出すための仕組みです。
読み方
- システムコール
- しすてむ こーる
- system call
- しすてむ こーる
概要
システムコール は、OS (カーネル) が一般のプログラムに提供する機能 や OS (カーネル) が提供する機能を呼び出すための API のことをいいます。
プログラムは、入出力装置や物理メモリを直接操作することができません。そうしたプログラムの変わりに、カーネル が処理を実行します。 ライブラリ関数とシステムコールがありますが、 fopen などの関数は、内部的に システムコール を呼び出しています。 ファイル I/O 系のライブラリ関数は、バッファリングの機能などを持っているため、直接 システムコール を呼び出すよりもパフォーマンスが良いかもしれません。
UNIX のシステムコール
- fopen / fread / fgets などの関数は、ライブラリ関数です。
- open / read / write などの関数は、システムコール です。
ライブラリ関数を利用する利点
- 移植性(ポータビリティ)の向上
- システムコール は、OS によって変わってきます。
- バッファリングによるパフォーマンスアップ
- 開発効率
- ライブラリ関数がシステムコールをラップしてくれているため、短いコードで簡単に利用できる。