「File Transfer Protocol」の版間の差分
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FTPは、クライアント・サーバーモデルです。 | FTPは、クライアント・サーバーモデルです。 | ||
FTPは、コントロール用に21番、データ転送用に20番のポートを利用します。 | FTPは、コントロール用に21番、データ転送用に20番のポートを利用します。 | ||
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== モード == | == モード == | ||
=== パッシブモード === | === パッシブモード === | ||
パッシブモードでは、サーバがクライアントへ待ち受けポート番号を通知し、クライアントが待ち受けポートに接続します。 | パッシブモードでは、サーバがクライアントへ待ち受けポート番号を通知し、クライアントが待ち受けポートに接続します。 | ||
=== アクティブモード === | === アクティブモード === | ||
| − | クライアントがサーバへIPアドレスと待ち受けポート番号を通知します。サーバがクライアントに接続します。このポート番号は、毎回異なるため、[[ファイアーウォール]] | + | クライアントがサーバへIPアドレスと待ち受けポート番号を通知します。サーバがクライアントに接続します。このポート番号は、毎回異なるため、[[ファイアーウォール]]、NATの環境では、接続できないことがあります。 |
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== Anonymous ftp == | == Anonymous ftp == | ||
anonymous ftp (アノニマスftp)は、匿名ftpサーバーですが、形式的な認証を行います。 | anonymous ftp (アノニマスftp)は、匿名ftpサーバーですが、形式的な認証を行います。 | ||
ユーザー名に anonymous もしくは ftp と入力し、[[パスワード]]は、なんでもかまいません。ユーザーは、メールアドレスを指定することがマナーとされてきましたが、今では、メールアドレスを公開しない風潮があり、このマナーは、有効なものではありません。 | ユーザー名に anonymous もしくは ftp と入力し、[[パスワード]]は、なんでもかまいません。ユーザーは、メールアドレスを指定することがマナーとされてきましたが、今では、メールアドレスを公開しない風潮があり、このマナーは、有効なものではありません。 | ||
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=== Anonymous ftpに接続する === | === Anonymous ftpに接続する === | ||
アノニマスftpサーバーに[[ftp]]コマンドで接続する場合は、-aオプションを使用します。 | アノニマスftpサーバーに[[ftp]]コマンドで接続する場合は、-aオプションを使用します。 | ||
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ftp -a ftp.anonymous... | ftp -a ftp.anonymous... | ||
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== FTPサービス == | == FTPサービス == | ||
=== FreeBSD === | === FreeBSD === | ||
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==== /etc/inetd.conf ==== | ==== /etc/inetd.conf ==== | ||
デフォルトでは、以下の行がコメントアウトされているので、コメントアウトを解除します。 | デフォルトでは、以下の行がコメントアウトされているので、コメントアウトを解除します。 | ||
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sudo /etc/rc.d/inetd start | sudo /etc/rc.d/inetd start | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
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=== Ubuntu/CentOS === | === Ubuntu/CentOS === | ||
| − | [[Ubuntu]]/[[CentOS]] | + | [[Ubuntu]]/[[CentOS]]では、vsftpdを利用します。 |
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== ftpクライアント == | == ftpクライアント == | ||
=== Unix === | === Unix === | ||
* [[ftp]] コマンド | * [[ftp]] コマンド | ||
=== Windows === | === Windows === | ||
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== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[ftp]]コマンド | * [[ftp]]コマンド | ||
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* [[Secure Shell]] | * [[Secure Shell]] | ||
* [[ファイアーウォール]] | * [[ファイアーウォール]] | ||
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2015年9月22日 (火) 17:32時点における最新版
File Transfer Protocol(FTP, ファイル トランスファー プロトコル) とは、ネットワークでファイルを送受信するためのプロトコルです。認証情報（ユーザー名やパスワード）や通信内容は、暗号化されないため、FTPSやSFTPを利用すべきです。
読み方
- File Transfer Protocol
- ふぁいる とらんすふぁー ぷろとこる
- FTP
- えふてぃーぴー
目次
概要
File Transfer Protocol(FTP, ファイル トランスファー プロトコル) とは、ネットワークでファイルを送受信するためのプロトコルです。認証情報（ユーザー名やパスワード）や通信内容は、暗号化されないため、FTPSやSFTPを利用すべきです。
FTPは、クライアント・サーバーモデルです。 FTPは、コントロール用に21番、データ転送用に20番のポートを利用します。
モード
パッシブモード
パッシブモードでは、サーバがクライアントへ待ち受けポート番号を通知し、クライアントが待ち受けポートに接続します。
アクティブモード
クライアントがサーバへIPアドレスと待ち受けポート番号を通知します。サーバがクライアントに接続します。このポート番号は、毎回異なるため、ファイアーウォール、NATの環境では、接続できないことがあります。
Anonymous ftp
anonymous ftp (アノニマスftp)は、匿名ftpサーバーですが、形式的な認証を行います。 ユーザー名に anonymous もしくは ftp と入力し、パスワードは、なんでもかまいません。ユーザーは、メールアドレスを指定することがマナーとされてきましたが、今では、メールアドレスを公開しない風潮があり、このマナーは、有効なものではありません。
Anonymous ftpに接続する
アノニマスftpサーバーにftpコマンドで接続する場合は、-aオプションを使用します。
ftp -a ftp.anonymous...
FTPサービス
FreeBSD
FreeBSDでは、inetdを用いて、ftpdを利用します。
/etc/inetd.conf
デフォルトでは、以下の行がコメントアウトされているので、コメントアウトを解除します。
ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -l -d
/etc/rc.conf
inetd_enable="YES"
inetdの起動
sudo /etc/rc.d/inetd start
Ubuntu/CentOS
ftpクライアント
Unix
- ftp コマンド
Windows
- WinSCP
関連項目
- ftpコマンド
- sftp
- scp
- Secure Shell
- ファイアーウォール