「SELinuxの監査ログ」の版間の差分
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2013年8月11日 (日) 23:40時点における版
SELinux には、2つの主要なタイプの監査イベントがあります。
読み方
- SELinuxの監査ログ
概要
SELinux には、2つの主要なタイプの監査イベントがあります。
- SELinux-aware アプリケーションイベント
- システムエラー、初期化、ポリシーのロード、 boolean ステートの変更、enforcing / permissive の設定とリラベリングのようなイベントについて、SELinux カーネルサービスと SELinux-ware アプリケーションによって生成されます。
- AVC 監査イベント
- アクセス拒否の結果、固有のイベントが監査メッセージを要求したとき(例えば、auditallow rule がポリシーによって使用されるとき)に、AVC サブシステムによって、生成されます。
監査とイベントメッセージは、2つに1つの場所に保存できます。
- システムログは、 /var/log/messages にあり、 syslog ブートとランタイムイベントを含みます。 audit デーモンがロードされる前は、SELinux によって生成される AVC メッセージは、ここに保存されます。 F-12 は、 audit フレームワーク (auditd) を使います。しかしながら、いくつかの SELinux-aware 監査メッセージは、ここに保存したほうがよいです。 詳細な SELinux カーネルブートイベントは、 /var/log/dmesg ファイルに記録されます。
- 監査ログは、 /var/log/audit/audit.log です。 audit デーモンがロードされたあとは、 監査イベントは、このファイルに保存されます。SELinux システムメッセージが記録されます。 AVC 監査メッセージは、 type=AVC ではじまり、そのあとに説明が続きます。
使い方
sudo tail -f /var/log/audit/audit.log
audit.log
項目 | 説明 |
---|---|
type | 監査ログのタイプ (AVC: SELinux のアクセス拒否ログ) |
judge | アクセス許可の種類( granted, denied ) |
access vector | 操作に使用しようとしたアクセスベクタ (read / write) |
pid | プロセス番号、アクセス要求元のプロセスのプロセス番号 |
comm | アクセス要求元のコマンド名 |
name | 対象ファイル名 |
dev | 対象デバイス |
ino | 対象ファイルの inode番号 |
scontext | アクセスドメイン情報 |
tcontext | リソースラベル |
tclass | リソース種別 |