「sudoの使い方」の版間の差分
提供: セキュリティ
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+ | $ sudo -s zsh | ||
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+ | [[sudo]] を実行して、認証が一度通ると、タイムアウトするまで、認証が省略されます。認証情報をクリアすると、次の[[sudo]]実行時には、再び、認証が求められます。 | ||
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+ | $ sudo pwd | ||
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+ | となっていますが、 -p オプションでプロンプトを指定できます。 | ||
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+ | $ sudo -p 'Password: ' echo foo | ||
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+ | 環境変数によって、プロンプトが変わってしまうと問題が出る場合には、このオプションが有効でしょう。 | ||
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+ | $ sudo -V | ||
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+ | Sudoers policy plugin version 1.8.6p3 | ||
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2013年9月8日 (日) 22:39時点における版
sudo コマンドで root ユーザーとしてや、ほかのユーザーの権限でコマンドを実行する方法について説明します。
目次
概要
sudo コマンドで root ユーザーとしてや、ほかのユーザーの権限でコマンドを実行する方法について説明します。
sudo のインストールや設定については、下記ドキュメントを参照してください。
使い方
sudoでのコマンドの実行
/etc/rc.conf を vim で編集する例です。 ユーザーを指定しない場合は、root ユーザーの権限で実行されます。
sudo vim /etc/rc.conf
Apache を再起動する例です。
sudo apachectl restart
他のユーザーの権限で実行する
ユーザー foo で vim を実行する例です。
sudo -u foo vim /home/foo/.ssh/known_hosts
シェルを起動する
$ sudo -s
シェルを指定できます。
$ sudo -s zsh
認証情報を削除する
sudo を実行して、認証が一度通ると、タイムアウトするまで、認証が省略されます。認証情報をクリアすると、次のsudo実行時には、再び、認証が求められます。
$ sudo -K
プロンプトを指定する
sudo のプロンプトを指定することができます。 CentOS のデフォルトでは、
$ sudo pwd [sudo] password for foo:
となっていますが、 -p オプションでプロンプトを指定できます。
$ sudo -p 'Password: ' echo foo Password:
環境変数によって、プロンプトが変わってしまうと問題が出る場合には、このオプションが有効でしょう。
バージョンを確認する
$ sudo -V Sudo version 1.8.6p3 Sudoers policy plugin version 1.8.6p3 Sudoers file grammar version 42