「危殆化」の版間の差分
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(相違点なし)
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2013年9月14日 (土) 12:30時点における最新版
危殆化 (compromise) とは、「危険な状態になること」、「危うくなること」という意味です。暗号技術など、セキュリティ技術の安全性が低下していることを意味することが多いです。
読み方
- 危殆化
- きたいか
- compromise
- こんぷろまいず
概要
コンピュータの能力上、暗号解読に必要な計算量が膨大で、解析が困難だったアルゴリズムは、コンピュータの演算能力が向上に伴い、解読が可能・容易になっていきます。
暗号アルゴリズムの解読の研究が進み、暗号化アルゴリズムの効率的な解読手法が発見・考案されます。
暗号 は、コンピュータ技術の発展や科学者達の暗号解読手法の進歩に伴い、セキュリティ技術の安全性が失われていきます。 そうやって、既存の暗号 は、危殆化 していきます。
公開鍵暗号 では、秘密鍵 が重要な要素ですが、秘密鍵 が漏えいした場合には、容易に暗号が解読できてしまうため、秘密鍵 の漏えいも危殆化 に含まれます。