「inotify-tools」の版間の差分
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2013年10月5日 (土) 17:50時点における版
inotify-tools とは、inotify のシンプルなインターフェースを提供する Linux 向けのコマンドラインプログラムのセットです。
読み方
- inotify-tools
- あいのーてぃふぁい つーるず
目次
概要
inotifywatch は、inotify を使用して、ファイルシステムへのアクセスの統計情報を集めます。 inotifywatch は、Linux の inotify(7)インターフェースを使用して、ファイルシステムのイベントをリッスンします。それぞれのファイルやディレクトリのイベントを受取、サマリーをカウントして出力します。
inotifywait は、inotify を使用して、ファイルの変更を待ちます。 inotifywait は、Linux のinotify(7)インターフェースを使用して、ファイルの変更を待ちます。シェルスクリプトによってファイルが変更されるのと待つのに最適です。イベントが発生すると、すぐに終了します。
パッケージの内容
inotify-tools のバージョン 3.13のパッケージの内容です。
$ rpmquery -l inotify-tools /usr/bin/inotifywait /usr/bin/inotifywatch /usr/lib64/libinotifytools.so.0 /usr/lib64/libinotifytools.so.0.4.1 /usr/share/doc/inotify-tools-3.13 /usr/share/doc/inotify-tools-3.13/AUTHORS /usr/share/doc/inotify-tools-3.13/COPYING /usr/share/doc/inotify-tools-3.13/ChangeLog /usr/share/doc/inotify-tools-3.13/NEWS /usr/share/doc/inotify-tools-3.13/README /usr/share/man/man1/inotifywait.1.gz /usr/share/man/man1/inotifywatch.1.gz
インストール
CentOSにインストールする場合
sudo yum -y install inotify-tools
使い方
inotifywatch
2つのターミナルを用意します。
1つ目のターミナルで inotifywatch を実行します。
$ inotifywatch -r /tmp/ Establishing watches... Finished establishing watches, now collecting statistics.
2つめのターミナルで、監視対象のディレクトリのファイルに対して、コマンドを実行します。
$ echo hoge >> /tmp/inotify-test/abc
1つめのターミナルで C-c で inotifywatch を終了させます。
$ inotifywatch -r /tmp/ Establishing watches... Finished establishing watches, now collecting statistics. ^C total modify close_write open filename 3 1 1 1 /tmp/inotify-test/
inotifywait
これは、inotifywait でディレクトリ /tmp を監視する例です。
$ inotifywait /tmp Setting up watches. Watches established. /tmp/ CREATE man.UI49mr
inotifywait によるシステム監視
/etc を監視する例です。
sudo inotifywait -m -e create,delete,modify,move,attrib \ --format '%T %w %f %e' -r --timefmt '%F %T' /etc
/etc にファイルを作成してみます。
sudo touch /etc/XXX
以下のように inotifywait によって検知されます。
2013-10-05 17:47:30 /etc/ XXX CREATE 2013-10-05 17:47:30 /etc/ XXX ATTRIB