「データの完全消去」の版間の差分

2014年12月23日 (火) 23:34時点における版

データの完全消去 とは、ハードディスクなどのメディアから電子データが残留しないように、上書き処理で完全にデータを削除するための手法です。SSDについては、 SSDのデータを完全消去する方法をご参照ください。

読み方

ファイルやディレクトリを削除したり、ストレージなどのメディアをクイックフォーマットをしても、実際にディスク内の電子的なデータが完全に削除されるわけではありません。

ファイルなどの削除は、論理的に inode / FAT などのエントリを削除するだけです。

そのため、実際にデータをディスクから抹消するためには、ランダムな値やゼロなどで上書きする必要があります。１回の上書きで、完全に抹消することができず、３回程度の上書き処理が必要です。

ディスクの完全な削除は、セキュリティのために必要とされます。

３回ランダムな値を書き込み、ゼロクリアします。

dd if=/dev/urandom of=/dev/sda1
dd if=/dev/urandom of=/dev/sda1
dd if=/dev/urandom of=/dev/sda1
dd if=/dev/zero of=/dev/sda1

sda1 を３回上書きして、ゼロクリアします。

shred -n 3 -v -z /dev/sda1

D ドライブの空き領域を３回上書きします。

cipher /w:d:

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+[[データの完全消去]] とは、ハードディスクなどのメディアから電子データが残留しないように、上書き処理で完全にデータを削除するための手法です。[[SSD]]については、 [[SSDのデータを完全消去する方法]] をご参照ください。
-vim: filetype=mediawiki
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-[[データの完全消去]] とは、ハードディスクなどのメディアから電子データが残留しないように、上書き処理で完全にデータを削除するための手法です。
 '''読み方'''
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 == 概要 ==
 ファイルやディレクトリを削除したり、ストレージなどのメディアを[[クイックフォーマット]]をしても、実際にディスク内の電子的なデータが完全に削除されるわけではありません。
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 == Linux で完全削除に使えるコマンド ==
 * [[dd]]
 * [[shred]]
 == FreeBSD で完全削除に使えるコマンド ==
 * [[dd]]
 == Windows で完全削除に使えるコマンド ==
 * [[cipher]]
 * [[SDelete]]
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 === Windows ===
 D ドライブの空き領域を３回上書きします。
 <syntaxhighlight lang="bash">
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 == 関連項目 ==
+* [[SSDのデータを完全消去する方法]]
 {{delete}}
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+vim: filetype=mediawiki
+-->