「shred」の版間の差分
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(相違点なし)
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2014年12月24日 (水) 00:49時点における版
shred とは、Linuxでファイルやディスクを完全に消去するためのコマンドです。
読み方
- shred
- しゅれっど
概要
shredを使う理由は、個人情報や社外秘のデータを記録しているディスクのデータを完全に消去するためです。HDDでは、ディスクのデータを削除しても、残留磁気によって復元することが可能かもしれません。そのため、何度もデータを書き込むことにより、復元を困難にします。
ただし、SSDでは、HDDとデータの書き込みの方式が異なるため、 shred による単体ファイルの削除は、効果をなさないでしょう。それは、SSDのコントローラーのウェアべリングの処理によって、同じメモリ素子にデータを書き込めないからです。
インストール
おそらく、デフォルトでインストールされています。
使い方
ディスクのデータの完全消去
ディスク全体を完全に消去する場合は、以下のコマンドを実行します。
shred -n 3 -v /dev/sda
-z オプションを使用すると25回、ランダムな書き込みを行い、最後に 0 を書き込みます。より、完全を求める場合に使用してください。
shred -z -v /dev/sda
ファイルを完全に消去する
ファイルを完全に削除する場合は、以下の通りです。
shred --remove foo.txt