スロースタート

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TCPにおけるスロースタート (slow start)とは、コネクションが確立した後に、データの送信量をだんだん増やしていく方法(アルゴリズム)です。通信をする場合、ネットワークが空いていれば、たくさんのデータを送信することで、通信を速く終わらせることができます。ネットワークが混雑しているときに、パケット損失が発生し、損失した場合にパケットの再送が必要になるため、効率が悪くなります。

読み方

スロースタート
すろーすたーと
slow start
すろーすたーと

概要

ルータは、受けとったパケットを一時的に保管するためのバッファを持っています。しかし、パケットが集中するとバッファが溢れます。バッファがあふれると、パケットが破棄されます。

通信経路のどこで、輻輳が発生するかは、わかりません。そのため、端末側で、送信量を制御します。

スロースタートでは、送信するセグメントを徐々に増やしていきます。1,2,4,8と倍々に増やしていき、しきい値以降は、1つずつ増加していきます。

パケットのロスがお切った場合は、ウィンドウサイズを半分に減らし、徐々に増やしていきます。 輻輳が起こった場合には、ウィンドウサイズを1セグメントに減らして、再びスロースタートします。

関連項目




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