共通鍵暗号

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共通鍵暗号 (Common key cryptosystem) は、暗号化復号化に同一の鍵を用いる暗号方式のことです。 秘密鍵暗号方式(secret key cryptosystem)、 対称鍵暗号(Symmetric key encryption scheme)、慣用暗号方式(conventional cryptography)ともいいます。

読み方

共通鍵暗号
きょうつうかぎあんごう
秘密鍵暗号方式
ひみつかぎあんごうほうしき
secret key cryptosystem
しーくれっと きー くりぷとしすてむ
対称鍵暗号
たいしょうかぎあんごう
Symmetric key encryption scheme
しんめとりっく きー えんくりぷしょん すきーむ
慣用暗号方式
かんようあんごうほうしき
conventional cryptography
こんべんしょなる くりぷとぐらふぃー

概要

共通鍵暗号方式では、暗号化に用いる鍵と同一、または、暗号化鍵から容易に導出可能な値を 復号鍵 として用います。 共通鍵暗号では、共通鍵をいかに安全に交換するか?という鍵配送問題があります。 共通鍵の交換の方法として、ディフィー・ヘルマン鍵交換がありますが、単体では安全な方法ではありません。

代表的な共通鍵暗号は、AES暗号DES暗号です。

共通鍵暗号鍵配送問題の問題を解決した、公開鍵暗号があります。 公開鍵暗号では、暗号化と復号化では、異なる鍵を利用します(鍵が非対称です)。

共通鍵は通信相手の数だけ必要になる

共通鍵を知っている人は、暗号文を復号できます。 そのため、100人の相手と通信する場合で、それぞれに通信内容を知られたくないのであれば、100個の共通鍵を用意しなければなりません。

それに対して、公開鍵暗号であれば、1つのプライベート鍵公開鍵だけで十分です。

公開鍵暗号は共通鍵暗号に比べて計算コストが高い

公開鍵暗号では、復号に時間のかかるアルゴリズムが多くなっています。そのため、共通鍵暗号のほうが計算コスト上は、パフォーマンスが良いということになります。

公開鍵暗号共通鍵暗号には、メリット・デメリットがありますが、それらを補うためにハイブリッド暗号を用いることができます。

インストール

使い方

関連項目




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