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2015年6月10日 (水) 17:30時点における最新版

udptunnel とは、簡単に言えば、UDP over TCP パケットです。udptunnelは、TCPパケットを利用した、UDPトンネリングを提供するソフトウェアで、Linux, Solaris, Cygwin, FreeBSD などのユーザ空間で利用できます。

読み方

udptunnel
ゆーでぃーぴー とんねる

概要

udptunnelは、サーバモードとクライアントモードがあります。トンネリングするために、2つの udptunnel を実行します。 簡単な図で表すと、以下の通りになります。 clientとserverは、UDPで通信するソフトウェアです。

client -> udptunnel_client -> tcp packet -> udptunnel server -> server

どんなときに使うの?

UDPで通信するソフトウェアを利用したいが、TCPでしか通信ができない環境で利用します。

インストール

FreeBSDにインストールする場合

pkgコマンドでインストールする場合

sudo pkg install udptunnel

Ubuntu/Debianにインストールする場合

apt-get コマンドでインストールする場合です。

sudo apt-get install udptunnel

コマンドラインオプション

Usage: udptunnel -s TCP-port [-r] [-v] UDP-addr/UDP-port[/ttl]
    or udptunnel -c TCP-addr[/TCP-port] [-r] [-v] UDP-addr/UDP-port[/ttl]
     -s: Server mode.  Wait for TCP connections on the port.
     -c: Client mode.  Connect to the given address.
     -r: RTP mode.  Connect/listen on ports N and N+1 for both UDP and TCP.
         Port numbers must be even.
     -v: Verbose mode.  Specify -v multiple times for increased verbosity.

使い方

UDP用のTCPトンネリングの構築は、以下の通りです。

node2 10.0.0.2 $ udptunnel -s 2000 node2/3000
node1 10.0.0.2 $ udptunnel -c 10.0.0.2:2000 node1/3000

関連項目