Ubuntuのアップグレードのやり方
提供: Ubuntu入門
スポンサーリンク
Ubuntuのバージョンアップ方法(アップグレード)について説明します。
読み方
- do-release-upgrade
- どぅ りりーす あっぷぐれーど
概要
Ubuntuのアップデート方法は、aptコマンドとdo-release-upgradeコマンドを利用して行います。
なぜバージョンアップをするのか?
システムをバージョンアップするのはなぜでしょうか?
いろいろな理由が考えられますが、だいたい以下の通りではないでしょうか?
- セキュリティの欠陥の修正
- 不具合の修正
- 新しい機能の活用
- パフォーマンスの向上
- 新しいデバイスのサポート
バージョンアップ前にするべきこと
バージョンアップ前にするべきことは、やはり バックアップ ではないでしょうか? なぜ、バックアップを取るかというと、バージョンアップによってシステムが動かなくなるなどのトラブル時に対応するためです。
バックアップを取得しておくべきものとして
- システム全体
- ユーザデータ
- システムの設定
などが挙げられます。
システム全体をバックアップしておくことで、元の状態に戻すのが簡単になります。ストレージまるごと、バックアップが取れているのが理想です。
仮想環境を利用している場合は、仮想イメージをまるごと、コピーしてしまうと簡単でしょう。
インストール
update-manager-coreをインストールします。
sudo apt install update-manager-core
設定の変更
この設定が変更されていないと、アップデートできないかもしれません。
- システム設定 を開きます
- Software & Updates を開きます
- 3番目の Updates のタブ を選択します
- 一番下の Notify me of a new Ubuntu version で「 For any new version 」を選択します。
日本語メニューの場合は、以下の通りです。
- システム設定 を開きます
- ソフトウェアとアップグレード を開きます
- 3番目の アップデート のタブを選択します
- 一番下の Ubuntuの新バージョンの通知 で「 すべての新バージョン 」(デフォルトは長期サポート(LTS)版)を選択します。
使い方
まず、アップデートを行います。
sudo apt update
1回目のアップグレードを行います。
sudo do-release-upgrade
再起動します。
sudo shutdown -r
2回目のアップグレードを行います。
sudo do-release-upgrade -d
再起動します。
sudo shutdown -r
以上で、更新作業は終わりです。
バージョンについては、lsb_release コマンドで確認します。
$ lsb_release -a
アップデートするものがないときの表示
アップデートがない場合には、以下のメッセージが表示されます。
$ sudo do-release-upgrade Checking for a new Ubuntu release No new release found
関連項目
- Ubuntuのバージョンの調べ方
- Ubuntuを14.04から15.04へアップデートする
- パッケージ管理コマンド apt の使い方
- Ubuntuの環境構築
- メインページ
ツイート
スポンサーリンク