「vimでファイルを開く方法」の版間の差分
(相違点なし)
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2017年6月1日 (木) 01:35時点における最新版
vimでファイルを開く方法を紹介します。ファイルの開き方を覚えることで、vimに入力するコマンドを省略することが可能になります。
読み方
- vim
- ぶいあいえむ
目次
概要
vim でファイルを開くときは
- コマンドライン引数でファイルを指定する
- vim の起動後に コマンドファイルを開く
といった方法があります。
また、ウィンドウモードの vim (gvim) では、ウィンドウのメニューから開くこともできますが、今回の対象ではありません。
コマンドラインで開くファイルを指定する
vim を起動するときに、コマンドライン引数でファイル名を指定することで、ファイルを開くことができます。
$ vim main.c
コマンドラインで開くファイルを復数指定する
復数のファイルを指定すれば、復数のファイルを開くことができます。
$ vim main.c main.h
コマンドラインで指定した復数のファイルをタブで開く方法
vimのコマンドライン引数で指定した復数のファイルを別々のタブで開くには、 -p オプションを利用します。
$ vim -p Makfile main.c main.h
こうすることで、すべてのファイルが別々のタブで開かれます。
コマンドラインで指定した復数のファイルを水平分割で開く方法
vimで復数のファイルを編集しているときに便利なのが、画面分割です。 :sp (split) は非常に便利です。 vimのコマンドライン引数でファイルを復数指定したときに、 -o オプションを使うことで、vimを起動したときに水平分割でファイルを表示できます。
$ vim -o Makfile main.c main.h
コマンドラインで指定した復数のファイルを垂直分割で開く方法
- vsp (水平分割)で分割して、それぞれのウィンドウにコマンドライン引数で指定したファイルを表示することもできます。
$ vim -O Makfile main.c main.h
コマンドラインで指定したファイルを差分表示で開く方法
vimには、 diff (差分) モードがあります。 ソースコードのレビュー、変更点の確認などをするときに便利です。
$ vim -d main.c main.c.ORG
vimdiff は、 -d オプションと等価です。
$ vimdiff main.c main.c.ORG
vimコマンドでファイルを開く
これは、 vim のコマンドでファイルを開く、単純な例です。
:vi /etc/hosts
:e コマンド でもファイルを開くことができます。
:e /etc/hosts
vimコマンドで復数のファイルを開く
vimのコマンドで復数のファイルを開くことができます。
:arg main.c main.h
C言語のソースコードをまとめて開きたいときには、以下のコマンドが便利です。
:arg *.c
同じディレクトリにあるC言語のソースコードとヘッダファイルの両方を開きたいときには、このようなコマンドで開くこともできます。
:arg *.{c,h}
まとめ
いろいろなファイルの開き方があることがご理解頂けたと思います。必要に応じて、開き方を変えることにより、時間の短縮につながってきます。