「vim」の版間の差分
提供: neovim/vim入門
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2017年6月18日 (日) 23:12時点における最新版
vimとは、Vi IMProved の略で、プログラマテキストエディタ(text editor)です。viを魔改造究極進化させた、Emacsと双璧を成す、究極のエディタの1つです。
読み方
- vim
- ぶいあいえむ、びむ
- Vi IMProved
- ぶいあい いんぷるーぶ
- text editor
- てきすとえでぃた
概要
vi/vimは、ノーマルモード、インサートモードなど、いくつものモードを持つ変態素敵なエディタです。このモードは、非常に特徴的でしょう。
非常に少ないタイプで大きな効果を与えられるキーバインド/機能が魅力です。
vimは、マルチプラットフォームなアプリケーションです。
- Windows
- Unix ( *BSD, Linux )
- Mac
などの環境で使用できます。
vimは、vimスクリプトと呼ばれるスクリプト言語を持ち、vimスクリプトでvimのプラグインとよばれるプラグインを実装し、vimの機能を拡張できます。
もし、貴方がvi、もしくは、vimを使用しているにも関わらず、メモ帳程度、もしくは、ちょっと毛が生えた程度のものという認識で vi/vim を使用しているのなら、 なぜvimを使うのか を読んでみてください。vimは、ちょっとした IDE (統合開発環境)になりますので、vimのPHP開発環境をご参照ください。
gvimとは
gvimは、vimのウィンドウモード版(GUI版)です。ターミナルではなく、WindowsやX(Xorg)な環境のウィンドウアプリケーションで使用します。
インストール
vimのコマンドラインオプション
VIM - Vi IMproved 7.4 (2013 Aug 10, compiled Mar 20 2014 14:50:31) 使用法: vim [引数] [ファイル..] あるファイルを編集する もしくは: vim [引数] - 標準入力からテキストを読込む もしくは: vim [引数] -t タグ タグが定義されたところから編集する もしくは: vim [引数] -q [errorfile] 最初のエラーで編集する 引数: -- このあとにはファイル名だけ -g GUIで起動する ("gvim" と同じ) -f or --nofork フォアグラウンド: GUIを始めるときにforkしない -v Viモード ("vi" と同じ) -e Exモード ("ex" と同じ) -E 改良Exモード -s サイレント(バッチ)モード ("ex" 専用) -d 差分モード ("vidiff" と同じ) -y イージーモード ("evim" と同じ, モード無) -R 読込専用モード ("view" と同じ) -Z 制限モード ("rvim" と同じ) -m 変更 (ファイル保存時) をできないようにする -M テキストの編集を行なえないようにする -b バイナリモード -l Lispモード -C Vi互換モード: 'compatible' -N Vi非互換モード: 'nocompatible -V[N][fname] ログ出力設定 [レベル N] [ログファイル名 fname] -D デバッグモード -n スワップファイルを使用せずメモリだけ -r スワップファイルを列挙し終了 -r (ファイル名) クラッシュしたセッションを復帰 -L -rと同じ -A アラビア語モードで起動する -H ヘブライ語モードで起動する -F ペルシア語モードで起動する -T <terminal> 端末を <terminal> に設定する -u <vimrc> .vimrcの代わりに <vimrc> を使う -U <gvimrc> .gvimrcの代わりに <gvimrc> を使う --noplugin プラグインスクリプトをロードしない -p[N] N 個タブページを開く(省略値: ファイルにつき1個) -o[N] N 個ウィンドウを開く(省略値: ファイルにつき1個) -O[N] -oと同じだが垂直分割 + ファイルの最後からはじめる +<lnum> <lnum> 行からはじめる --cmd <command> vimrcをロードする前に <command> を実行する -c <command> 最初のファイルをロード後 <command> を実行する -S <session> 最初のファイルをロード後ファイル <session> を取込む -s <scriptin> ファイル <scriptin> からノーマルコマンドを読込む -w <scriptout> 入力した全コマンドをファイル <scriptout> に追加する -W <scriptout> 入力した全コマンドをファイル <scriptout> に保存する -x 暗号化されたファイルを編集する -X Xサーバに接続しない --remote <files> 可能ならばVimサーバで <files> を編集する --remote-silent <files> 同上, サーバが無くても警告文を出力しない --remote-wait <files> --remote後 ファイルの編集が終わるのを待つ --remote-wait-silent <files> 同上, サーバが無くても警告文を出力しない --remote-tab[-wait][-silent] <files> --remoteでファイル1つにつき1つのタブページを開く --remote-send <keys> Vimサーバに <keys> を送信して終了する --remote-expr <expr> サーバで <expr> を実行して結果を表示する --serverlist Vimサーバ名の一覧を表示して終了する --servername <name> Vimサーバ <name> に送信/名前設定する --startuptime <file> 起動にかかった時間の詳細を <file> へ出力する -i <viminfo> .viminfoの代わりに <viminfo> を使う -h or --help ヘルプ(このメッセージ)を表示し終了する --version バージョン情報を表示し終了する gvimによって解釈される引数(GTK+バージョン): -font <font> テキスト表示に <font> を使う(同義: -fn) -geometry <geom> 初期配置に <geom> を使う(同義: -geom) -reverse 反転映像を使用する(同義: -rv) -display <display> <display> でvimを実行する(同義: --display) --role <role> メインウィンドウを識別する一意な役割(role)を設定する --socketid <xid> 異なるGTK widgetでVimを開く --echo-wid ウィンドウIDを標準出力に出力する