「vimの設定ファイル」の版間の差分

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OSの違いや[[vim]]のビルドオプションの違いを吸収する方法を[[vimの設定をWindowsとLinuxとMacで共有する方法]]で紹介します。
 
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2017年6月18日 (日) 23:12時点における最新版

vimの設定ファイルには、いくつか種類があります。Mac/Unix(Linux,FreeBSDなど)/Windowsでは、個人用設定ファイルとして.vimrc, .gvimrc があります。Windowsでは _vimrc, _gvimrc が使われる(使われていた)こともあります。vimrc, gvimrc は、全ユーザ共有設定として使われます。また、個人のvimスクリプトは、.vimの下に置かれます。

読み方

vimの設定ファイル
ぶいあいえむ の せっていふぁいる

概要

Windows の方言は、Windows 7 以降のOSでは、関係ないでしょう。 古い Windows は、 .vimrc などのドットファイル(ドットではじまるファイル)が作成できない(しにくい?)問題があり、_vimrc, _vim, _gvimrc などを使用していました。今でも、作成しにくいところもありますが、DOS窓(cmd.exe)でmkdir _vim で作成したり、.vimrc を scp でもってきたりしたりするのは、まったく問題ないので、.vimrc, .gvimrc, .vim で使用しています。

グローバルな設定ファイルが置いて場所

FreeBSD
/usr/local/share/vim/vim74
Windows
KaoriYa版のVimの場合gvim.exe のディレクトリとその配下のディレクトリ

個人の設定ファイルを置く場所

.vimrc, .gvimrc, .vim などは、以下のディレクトリに設置します。

Windows 7
C:\Users\あなたのディレクトリ\
Unix
/home/あなたのディレクトリ/
Mac
/Users/あなたのディレクトリ/

設定ファイルとディレクトリの種類

設定ファイル
設定ファイル Windowsの方言 説明
vimrc 全ユーザ共通の設定ファイル
gvimrc GUI部分の全ユーザ共通の設定ファイル
.vimrc _vimrc ユーザ固有の設定
.gvimrc _gvimrc GUI部分のユーザ固有の設定
.vim _vim ユーザ用スクリプト格納ディレクトリ

サンプルの設定ファイル

サンプルの設定ファイルが用意されています。

FreeBSD
/usr/local/share/vim/vim74/vimrc_example.vim

設定ファイルの優先順位

最初に見つかったものが読み込まれます。

Windows

  1. $HOME/_vimrc
  2. $HOME/.vimrc
  3. $VIM/_vimrc
  4. $VIM/.vimrc

Linux

  1. $HOME/_vimrc
  2. $HOME/.vimrc

ランタイムパス

プラグインやシンタックス(syntax)の設定ファイルは、 runtime (ランタイム)ディレクトリに格納します。 vimは、runtimepath オプションのディレクトリを読み込みます。 ランタイムパスは、以下のコマンドで確認できます。

:set runtimepath

マルチプラットフォームで設定ファイルを使用する

OSの違いやvimのビルドオプションの違いを吸収する方法をvimの設定をWindowsとLinuxとMacで共有する方法で紹介します。

関連項目